福岡県/地元はやくも祭りムード 神幸祭シーズン到来 今週末から本格化 田川地区 30カ所以上で準備着々/筑豊

川渡り神幸祭に向けて、みこしをていねいに磨く「かつぐ会」の役員たち
 
 
 みこしや山車が地域を練り歩き、田川地区の春から初夏にかけての伝統行事として親しまれている「神幸祭」が今年も、今週末から本格的に行われる。山車が彦山川を駆けることで知られる「川渡り神幸祭」や、豪華な電飾が代名詞の「糸田町祇園山笠」など、自治体や行政区ごとに三十カ所以上で予定されている。田川地区では年間最大のイベントとあって、各地元は早くもお祭りムードに包まれている。

 郷土史に詳しい田川市教委の中野直毅・学校教育課長によると、神幸祭の中で最も有名な田川市伊田地区の川渡り神幸祭は「弥生時代以前からある五穀豊穣(ほうじょう)を願う農村の祭りと、祇園の神様が病気や悪霊を追い払う仏教色の強い祭りが融合しており、一五六〇年ごろ行橋方面から伝えられた」という。

 由来や山車の飾りなどは、地域により違いはあるが、みこしが神社からお旅所までを往復する「お下り」と「お上り」を二日間で行う点はほぼ共通。地域住民が総出で参加するのだが、最近はみこしの担ぎ手が不足。「来年は祭りができないかも」と深刻な悩みを抱える地区もあるのが現状だ。

 例年、先陣を切って行われる英彦山神宮(添田町)の神幸祭が、今年は宮司と氏子のトラブルで通常通りに実施されなかった。それでも、一部地域はすでに祭りを終え、これからの地域も着々と準備が進んでいる。

 川渡り神幸祭で三十年以上、列の先頭に立つ風治八幡神社のみこしをかついでいる「みこしをかつぐ会」(原田篤会長)も、五月十四―十五日の本番を前に、役員ら約二十人が二十四日、一年ぶりにみこしの手入れを行った。原田会長(51)は「祭りが近づき、わくわくします」と待ちきれない様子で話していた。

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 今年の田川地区の神幸祭の日程

 4月23、24日(すでに終了) 田川 市夏吉、香春町中津原、大任町上今任  4月28日 赤村内田  4月30日、5月1日 田川市位登、 香春町採銅所、大任町峰  5月1日 大任町幸神町  5月2、3日 田川市猪国、香春町 鏡山、川崎町黒木、金田町南木、 大任町の上今任、峰、幸神町を除 く全域  5月3、4日 香春町香春(香春神 社)、川崎町田原、添田町上津野、同 町落合  5月4、5日 赤村上赤、同村下 赤、方城町伊方、川崎町安宅、同 町永井、香春町香春(須佐神社)、 添田町下津野、田川市糒  5月5日 田川市見立  5月7、8日 田川市伊加利、同市 弓削田、同市川宮、糸田町全域、川 崎町池尻  5月14、15日 田川市伊田(川渡 り神幸祭)、方城町弁城、添田町 野田、同町添田、同町中元寺  5月21、22日 田川市後藤寺  ※自治体の大字と行政区名を両方 使っています

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