福岡県/花の名所咲き誇る 中山大フジ八分咲き 柳川市中山熊野神社
まつり開催、農産物販売も/ありあけ
見ごろとなった中山の大フジ。多くの家族連れなどでにぎわっている
 
 
 春まっさかり―。柳川市など筑後地域の花の名所で、フジやボタンが今を盛りと咲き誇っている。

 樹齢約三百年と伝えられる柳川市三橋町中山、中山熊野神社の「中山大フジ」は八分咲きだ。今月十五日から二十四日まで「中山大藤まつり」(実行委員会主催)が開かれたが、今年は開花が一週間ほど遅く、関係者は「雨さえ降らなければ今月中は十分楽しめる」と話している。

 県天然記念物に指定されており、昨年九月にはフジ棚を約一・六倍拡張して千百平方メートルに。新・柳川市の観光名所として、ゴールデンウイーク前半には多く見物客が訪れそうだ。

 二十六日には薄紫のカーテンをかけたように咲き乱れた中、家族連れなどが訪れ、甘い香りが漂う花房の下で歓談したり弁当を食べたりして楽しんでいた。会場では当日朝採れた地元のナスやトマト、キュウリなどの農産物も販売している。

 問い合わせは同市商工観光課=0944(73)8111。

 ●ひとくち有明学=中山の大フジ
 県天然記念物。地元に残る言い伝えでは、江戸時代の享保年間(一七一六―三六年)ごろ、中山で酒造業を営む者が、大阪で見物したフジの美しさに感動。実を持ち帰り自宅に植えたという。
 数十年後、四尺(約一メートル二十センチ)の見事な花を咲かせるようになり遠来の見物客も訪れるようになった。しかし、酔った武士が刀を抜き乱暴したため、それを機に熊野神社に奉納したという。

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