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ヒューマンビートボクサー AFRAさん(24)   
楽器以外の音? たとえば、ほら…

 あのコピー機のCMを見てブッ飛んだ人もいたのでは? 口だけでいろんな楽器の音を表現し「演奏」するAFRAさんをGET! 10月に福岡市であった「アジア・デジタルアート大賞展」のイベントでは3000人が熱狂して人気ぶりを見せつけました。でも楽器以外の音は無理?…甘く見てました。

―さぞやユニークな子どもだったでしょうね。
AFRA:よくケンカする、目立ちたがり屋でしたね。音楽が好きになったのは小3のころかな。ちょうどバンドブームでブルーハーツとかユニコーンとか聴いてましたね。でも楽器とかは全然やってなかった。縦笛くらいかな(笑)。


―ヒューマンビートボックス(HBB)というジャンルの存在そのものが衝撃的でした。
AFRA:ビートボックスというのはラジカセとかドラムマシンのこと。それを持っていない人たちが、どうしてもリズムを刻みたいと口を使ってドラムやベースを表現したのがルーツなんです。


―最初の出会いのきっかけは?
AFRA:高2のとき、ニューヨークの姉の家に1カ月いて。当時はヒップホップに目覚めてて、いろいろライブに行ってるうちに出会ったんです。ホンマ「ガツン」とやられた感じ。ラゼールという人のライブでした。「日本で誰もやってないし、コレできたら一番カッコええわ」と、音を隠しどりして練習したんですよ。ふろ場とかで。


―僕にもちょっと教えてくださいよ。
AFRA:じゃあドラムのキック音を。「ぷっ」という口の形で「うっ」と発声して。低音でアタック感を意識して、くちびるを固く閉じた状態から一気に音を解放してみて。


―プフフッ! ムリだ…口という究極のアナログ手法でデジタル音を出すテクニックがすごい。
AFRA:デジタルアートなどのイベントに呼んでもらえたのも、そんな逆説的な部分が面白いからでしょうね。楽器の音に近いが、楽器では出せない「人間感」を大事にしていきたい。最新アルバムの「DIGITALBREATH」はそんな気持ちでタイトルを付けたんです。


―さすがに楽器以外の音は難しいでしょう?
AFRA:(ニヤッと笑って)僕、「ポリスアカデミー」(いろいろな音を出す警官が出てくる映画)大好きなんですよ。たとえば…パラパラパラパラ(旋回するヘリコプターの音がすごい遠近感で迫る)。ロボットとか…クーカシャン、シュボッ、クーカシャン(モーター音がリアル)。


―すごすぎる。でも体力勝負で大変そう。
AFRA:ビール飲み過ぎてたりすると別の音が。ノリはすごくよくなるんだけどね。


―CM効果はありましたか?
AFRA:特に親にはね。「お前あのCMの音出してくれ」とかって。最初、「プップッ」って練習していたころは、「きたない! なにツバ飛ばしてんのや」って怒ってたのに…。


―なにか九州とご縁はありますか?
AFRA:おじいちゃんが奄美(鹿児島県)出身なんですよ。だからいまでも家族で九州にはよくきてますよ。オレもまゆとかあごとか…ほら九州顔でしょ? 血やと思ってますよ。


―えっ? じゃあ鹿児島弁とかも…。
AFRA:言葉はダメですね。川端商店街(福岡市)に博多弁の垂れ幕がかかってるでしょう? 全然わかんない。でもあれで「博多弁ラップ」作ったらオモロイですよ。あーオレやろうかな、関西弁とHBBの音もまぜて。絶対スゴクなる。
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 ●プロフィル
 ▼アフラ 1980年1月29日、大阪府吹田市生まれ。本名・藤岡章。高校卒業後渡米し、ニューヨークで独学で技術を身につける。その正確な音の再現と表現の豊かさで、HBBの世界を紹介したドキュメンタリー映画「BreathControl」に日本人としてはただ1人取り上げられる。02年、ブルックリンのビートボックスバトルで優勝した。現在は東京に活動の場を移し、今月8日発売の最新アルバム「DIGITALBREATH」では、驚異的な造音テクニックとわき立つようなリズム感で、完成度の高いパフォーマンスを披露している。AFRAとは「AlwaysFreshRhythmAttack」の意味。


04.12.22掲載
 






 
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