新聞広告のさらなる可能性を見いだそうと、西日本新聞社が創設した「西日本新聞広告大賞」。第3回目となる今年の応募総数は、昨年を大きく上回る730点。10月20日の「新聞広告の日」にちなんで、今回受賞を果たした9点の優秀作品をご紹介します。
[主 催]西日本新聞社
[共 催](財)沖縄観光コンベンションビューロー、(株)西日本シティ銀行、西日本鉄道(株)、(株)八ちゃん堂、立命館大学
[後 援]福岡広告協会、(社)日本グラフィックデザイナー協会、九州宣伝会議、福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、FUKUOKAデザインリーグ実行委員会、福岡コピーライターズクラブ、福岡アートディレクターズクラブ
新聞広告制作の課題
[課題提供5社]
テーマ
九州在住のアクティブエイジが秋・冬に訪れたくなる沖縄
●ポイント:国内唯一の亜熱帯海洋性気候に属する沖縄。年中温暖な気候、豊かな自然、独特の歴史・文化に恵まれ、四季を通じて多くの観光客が訪れます。今回のターゲットは、九州在住のアクティブエイジ(50代〜)。秋・冬のシーズンにますます訪れたくなる沖縄の魅力をPRしてください。
テーマ
企業イメージ広告
●ポイント:ブランドスローガンは「ココロがある。コタエがある。」。お客さまに一番身近で最も信頼される(ココロがある)銀行、金融のエキスパートとしてご提案や問題解決に取り組む(コタエがある)銀行を目指す西日本シティ銀行の企業イメージを、新聞広告ならではの自由な発想で制作してください。
テーマ
福岡都心100円バス
●ポイント:福岡の都心を100円で走るお得なバス。博多駅、蔵本、天神、薬院駅前を結ぶ福岡都心エリアは「福岡都心100円バスエリア」として、どのバスも100円で利用できます。このお得なバスを一言で表現できる広告を期待しています。
テーマ
冷凍たこ焼き
●ポイント:冷凍たこ焼きのパイオニアとして知られる八ちゃん堂は今年創設30周年。常にフロンティア精神を持って、大手企業ではないからこそできることをいつも心掛けている当社らしい広告表現を期待します。固定観念に縛られない自由な発想で、庶民の食べ物“たこ焼き”を表現してください。
テーマ
立命館大学の一般入学試験が九州全県で受験可能になること
●ポイント:2008年度から立命館大学の一般入学試験は佐賀、長崎、宮崎、鹿児島に試験会場を新設。従来の福岡、北九州、熊本、大分と合わせて九州全県で受験できるようになります。立命館大学の持つアカデミックなイメージ、さらに試験会場を新設したことによる受験生との身近さを表現してください。
10月20日は「新聞広告の日」
1958(昭和33)年、新聞広告の情報源としての役割をもっと知ってもらおうと、日本新聞協会によって設定された「新聞広告の日」。毎年、共同キャンペーンテーマを設けて紙面企画を展開し、読者にとって身近な存在である新聞広告の魅力をあらためてアピールする活動を実施しています。これにちなみ西日本新聞社では、WEBやCMなどクリエーターの新たな活躍の場が広がる中、新聞広告でも面白いことができるということを知ってほしいと「西日本新聞広告大賞」を創設しました。第3回目となる今年の受賞作品を「新聞広告の日」特集として紙面発表します。
西日本新聞広告大賞
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西日本新聞広告準大賞
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優秀学生賞
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優秀賞
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主催挨拶 西日本新聞社 代表取締役社長 多田昭重
「西日本新聞広告大賞を開催して」
メディア環境の多様化に伴い広告コミュニケーション手法が大きく変化している中、新聞広告ならではの表現を新たに掘り起こし新聞広告の魅力をさらに高めたい。面白い新聞広告を作ってくれる優秀なクリエーターがどんどん世の中に育ってほしい—。そのような趣旨で実施している西日本新聞広告大賞も3回目を迎え、全国から創意工夫に満ちた730点もの力作が寄せられました。今年は、応募数が昨年より倍増し、作品の全体的なレベルも上がっています。この賞が皆さまにより認知され、多くの人に新聞広告への興味を広げていただいていることは大変うれしいことです。
今年の大賞を受賞された田中さんの作品は、読者の目を引きつけるデザインの秀逸さと九州各県の地図をコピーにうまく取り込んだアイデアの優秀さに審査委員の皆さんから高い評価を受けました。残念ながら大賞こそ逃したものの「作品のレベルは高く表彰に値する」との審査委員の皆さんの思いで準大賞も選出されました。また、学生部門も優秀な作品がそろい、今年は2点の優秀学生賞が選ばれました。今回受賞された9点の作品をはじめ、応募された皆さんの創造性は、新聞広告の新たな可能性を切り開いていただける力があると思います。
最後になりましたが、これからも西日本新聞広告大賞が少しでも新聞の媒体価値向上と新聞広告の可能性拡大につながることを願いながら、大賞の趣旨に賛同いただいた共催者の皆さま、そして審査委員の方々のご協力、ご支援に深く感謝申し上げます。
こういったコンテストの場合、作品数が多ければ多いほど、結果、全体のレベルは確実に上がるものです。事実、今回も、特にデザインの仕上げ、定着のレベルは確実に向上しているというのが、各審査委員からの共通した意見でした。
さて仕上がりが良くなるほど、審査の基準として、その作品の「着眼点」が重要になってきます。その商品の持つ良さを、作り手がどういう視点で発見できているか、それ次第で、読者をハッとさせる広告かそうでないか、怖いほど露骨に分かれてしまうからです。
そういう意味で、大賞と準大賞、その両方ともに、着眼点から仕上げまで、なかなかのクオリティーで貫かれた作品でした。大賞の立命館大学は、大学のロゴマークを、デザインアイデアひとつで、見事に九州各県のアイコンに変身させました。準大賞の西鉄バスは、コピー力とレイアウトで、「一律100円」の持つさまざまな価値をシンプルに網羅しました。
デザインにもコピーにも同じく、広告にはまず「着眼点」が必要である、ということを見事に示唆する審査結果になったと思います。
西日本新聞広告大賞は、受賞作の一部が実際の広告として使われるという、他のさまざまな広告賞を見わたしてもまれな存在です。これからも、共催者の皆さま、若いクリエーターたちを巻き込んで、新聞広告をますます元気にする存在になることを願っています。