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エコスイッチ九州。

Eco File ジョン・ムーア アソシエーツ 未来の人たちのために在来種の種子を守り継ぐ

ジョン・ムーアさん
 英国シェフィールド大学教育学部卒業。教師を経て電通に入社し、コピーライターとして活躍後、パタゴニア日本支社長に。現在はジョン・ムーア アソシエーツ代表。日本野菜ソムリエ協会が福岡で開講する「ホームエコファーマー養成講座」の講師を務める。講座詳細は同協会(http://www.vege-fru.com/)へ
ジョンさんの活動の一つ、ペットボトルなどを容器にした野菜栽培

長い時間をかけ風土に適応、地域の自然を継承する在来種

 日本各地で昔から作られてきた野菜を在来種と呼ぶのをご存じだろうか。現在流通する野菜の多くが異なる品種を掛け合わせた自家採種を行わない交配種(F1)となっている。在来種の存続を守るため、その種子を収集し保存する「シードバンク」に長年関わっているオーガニックフード・ガーデニング教師のジョン・ムーアさん(ジョン・ムーア アソシエーツ代表)は次のように話す。
 「例えば日本のリンゴは数千種あるのですが、流通しているのは人気のある5種類ほど。その他は誰も作らなくなり消えていく運命なのです。さまざまな品種のリンゴにも歴史や物語があり、貴重なはずなのに。でも種子さえ残っていれば再生できます」。在来種は長い時間をかけてその土地の気候や風土に適応してきたので、生命力が強く肥料や農薬に頼らず栽培でき、地域の自然を継承する源でもあるという。「私たちは次世代のために種を守り継いでいかなければ」と熱く語る。

オーガニック野菜作りの特別講座を福岡で開催

 ムーアさんはこれまでアメリカやフランスでシードバンクを設立し、日本国内でも在来種栽培農家を発掘し小さなシードバンクを各所につくってきた。4月には高知県仁淀川町周辺の地元農家などと連携し「仁淀川シードバンク」を発足させる。「シードバンクのNPO設立の準備も進めており、一つの場所だけでなく九州を含め、多くの地域に確かな組織を持つシードバンクを広げていければと思っています」
 その他にも山の暮らしや日本の原風景などを体験するツアーを実施し、オーガニックの野菜を家庭で栽培するワークショップを各地で開催。4月28日(土)にはヒットマリナ通り住宅展示場で、福岡市内発行のフリーペーパー「フクオカ・ビィーキ」主催の特別講座「シードバンクと野菜育ての楽しさを学ぼう」を実施する。ムーアさん流オーガニックに触れることは、あらためて持続可能な地球への意識を高める機会になりそうだ。

在来種保存の重要性を伝え、家庭でできる野菜やハーブ作りのワークショップを各地で開催
「シードバンクと野菜育ての楽しさを学ぼう」
  • と き 4月28日(土)10:30〜12:30
  • ところ ヒットマリナ通り住宅展示場(福岡市西区愛宕)
  • 申し込み方法
    EメールまたはFAXで。(1)住所(2)氏名(3)年齢(4)職業(5)電話番号(6)メールアドレス(あれば)を明記して「フクオカ・ビィーキ95号シードバンク講座(エコ・スイッチ)」係へ

参加無料。定員30人。締め切りは4月6日(金)必着。応募多数の場合は抽選。参加者には4月13日(金)までに連絡

問い合わせ
フクオカ・ビィーキ編集部(西日本新聞社企画推進部内)
TEL 092-711-9170
Eco Topi 福津市
好きな柄を描き色付けしてマイバッグ作りにチャレンジ

私たちにできるエコな生活を考えよう
「第7回環境フォーラムinふくつ」

 地球温暖化防止をテーマにした「第7回環境フォーラムinふくつ」が昨年11月6日、福津市文化会館(カメリアホール)で開催された。環境をテーマに、小学生の標語やポスターの展示、紙芝居、高校生による活動報告が行われたほか、「マイ箸」「マイバッグ」「マイ連絡帳」作りの体験コーナーや、壊れたおもちゃを修理する「おもちゃ病院」などがあり、多くの来場者でにぎわった。
 地球温暖化防止をテーマにしたパネルディスカッションでは、九州大学客員准教授の加留部貴行さんをコーディネーターに、タレント・キャスターの徳永玲子さん、福岡女子大学教授の藤岡祐一さん、光陵高校3年うみがめクラブの酒井歩美さんがパネラーとして参加。環境に関する興味深いクイズやデータなどを盛り込みながら、省エネや節電について討論した=写真。「環境問題で気になること」や「これから取り組みたい省エネ」については、会場の参加者からも活発な発言が続き、福津市民の環境に対する関心の高さをうかがわせた。

Eco Topi 宗像市
間近でロボットの動きが観察でき、子どもの目はくぎ付けに

多彩な趣向で楽しみながらエコ意識を
「むなかた環境フェスタ2011」

 「はじめよう地球のために―わたしにできることから―」をキャッチフレーズに、宗像市と市民環境団体が昨年11月23日に開催した「むなかた環境フェスタ2011」。会場のメイトム宗像館内には30を超える市民環境団体などが出展し、それぞれの活動を紹介するとともに、子どもにも大人にも楽しくエコについて知ってもらおうとクイズや紙芝居などの趣向を凝らして参加者のエコ意識の啓発を行った。
 また多目的ホールでは、市内の小学4年生を対象にした「ごみのない街」、同5年生対象の「わたしにできる省エネ活動」のポスターコンクール表彰式が開かれ、館内に展示された優秀作品に足を止めて見入る人の姿も見られた=写真。その他、ロボット操作体験やクイズラリーなどの多彩なイベント、宗像産大豆と野菜を使った「むなかたパワフルカレー」をはじめ市民グループによる食品の販売もあり、多くの来場者でにぎわいを見せていた。

Clean Life

ヒットマリナ通り住宅展示場で
100%電気自動車「日産リーフ」展示

 走行中の二酸化炭素や窒素酸化物の排出ゼロ、パワフルで滑らかな加速性能と静かな走りを実現、さらに携帯電話やパソコンからのコントロールを可能にした「日産リーフ」。「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011」を受賞した100%電気自動車が1月15日、ヒットマリナ通り住宅展示場(福岡市西区愛宕)で展示された。
 「新春住宅フェア」開催中で家族連れや夫婦など多くの人が来場し、日産リーフにも注目。特に興味深そうにクルマを見詰める若い男性や男の子の姿が目立ち、車体に触ったり、運転席に座ったりしていた。「走るクルマに乗りたい」「次はエコカーを考えています。排出ガスを出さない電気自動車は魅力的」「走行中の静かさと乗り心地を体感してみたい」といった声が聞かれた。

西日本エコ基金だより

受贈MUSBOカードで4回目の寄贈
福岡中央銀行

 「広く深く地元に愛される銀行」を目指す福岡中央銀行(福岡市中央区大名)は、取引内容に応じてポイントが付き、さまざまな特典のあるクレジット一体型ICキャッシュカード「MUSBO(ムスボ)カード」を2010年1月から発行している。
 省エネ・省資源化にも力を入れる同行は、カード契約による収益の一部を地域社会のエコ活動に役立ててもらう取り組みも実施。このほど4回目となる西日本エコ基金への寄贈があり、同行の末松修取締役頭取=写真右=から西日本新聞社の児嶋昭営業本部長に目録が手渡された。
 「社会貢献活動の一環として地元に還元しています。このカードはお客さまと銀行の結び付きを深めるとともに、環境保全にも役立つことから利用される方が増えています」と末松頭取。エコをイメージさせる緑色の「MUSBO」をマスコットキャラクターにしている同行は、今後も地域環境への取り組みを継続的に支援していくそうだ。

MUSBOカードの問い合わせ
福岡中央銀行営業統括部 フリーダイヤル 0120-372-874