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2028年

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We love 天神協議会 飯田浩之事務局長 | 福岡市 総務企画局企画調整部 舟越伸一部長/2028年 首都・福岡・未来への想い
2028年、攻殻機動隊ARISEの世界では、首都は福岡に。14年後の天神を描いた本紙描き下ろしの作品(前ページ)を、福岡と天神の街づくりを担うお二人にご覧いただきました。
「人が主役」の天神を目指して
We love 天神協議会 事務局長 飯田浩之氏

2028年・天神のイラストでまず注目したのがタワーです。天神の街には、実は「ランドマーク」がない。街の象徴となるような建物があるのは理想ですね。屋台が残っているのもうれしい。他の街にはない、独自の文化ですから。近未来の社会でも、昔ながらの伝統や歴史といったものを大切にしていきたいですね。

「We Love 天神協議会」では、2008年に「天神まちづくりガイドライン」をまとめたのですが、テーマは「歩いて楽しい街・天神」。作成時から10年後の目標像も描きました。例えば「きらめき通り」は「イベントとにぎわいの遊歩道」と位置付けられ、休日には歩行者天国となり、人々がイベントを楽しんでいる。今回のイラストの舞台にもなっている「渡辺通り」は、「天神の象徴となる活気ある大通り」として、今よりも歩行空間が充実し、のんびりと街歩きを楽しめる街をイメージしています。できれば天神地区への車の流入を抑え、人が自由に行き来し、ただ通過するだけではなく、楽しみながら憩い、滞在できる、まさに「人が主役」の通りや街を目指したいと思っています。「安全・安心」もキーワードになるでしょう。緑や川などの自然と調和できればもっといいですね。

また、天神は商業的に発展してきた歴史がありますが、文化や芸術をもっとまちづくりに生かせないかと思っています。今年から、ミュージックシティ天神をはじめ、ジャズやゴスペルなど福岡市と近郊で9月に開かれる5つの音楽イベントを「福岡ミュージックマンス」としてまとめ、「音楽都市・福岡」をPRしています。今後はそうしたソフトの部分にももっと力を入れていきたいですね。

個性が光る魅力ある都市づくり
福岡市 総務企画局企画調整部 部長 舟越伸一氏

物語の設定上、福岡が首都になっていることを誇らしく思います。福岡市は災害が少なく、陸・海・空の交通機能が整備されていることなどから、災害時の東京圏の代替拠点の候補にも挙げられています。そういった意味では「首都・福岡」も全くあり得ない話ではないと思います。

近未来の社会はIT化もさらに進むでしょう。バーチャルな世界が増えるほど、人と人との交流や、自然との触れ合いが求められるのではないでしょうか。そういう観点と、福岡市が目指すまちづくりの方向性から考えると、もう少し緑や花を多く描いていただくとうれしいです。多くの人が訪れることで街に活気が生まれるという点で福岡ならではの屋台が描かれているのは興味深いですね。

福岡市では、2028年に人口が160万人を超えると推計し、観光客は現在より300万人多い年間2000万人に達することを目標にしています。一方で、コンベンション施設の飽和状態、空港の過密化、オフィスビルの老朽化などが指摘され、街のキャパシティーを高めることが課題となっています。

今年3月に福岡市が「国家戦略特区」に選定されましたが、創業・雇用の創出に加え、建築物の高さ制限緩和などでビルの建て替えが進み、イラストにも描かれたシンボリックな建物、魅力的な街並みやオープンスペースが生み出されるのではないでしょうか。

最先端の街・天神、歴史の街・博多、ウォーターフロント、セントラルパークなどそれぞれの個性が光り、オープンカフェや歩行者天国も広がり、回遊性のある、歩いて楽しい街―福岡がそんな魅力ある都市になるよう、まちづくりを進めていけたらと思っています。

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