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■連載/やまぐち新戦力(下)区間賞で駅伝の喜びを 野村〓輔選手(19)カネボウ ![]() 昨年師走の第51回全国高校駅伝を制した大牟田(福岡)から実業団の強豪の門をたたいた。先輩は高岡寿成ら強者ぞろい。「僕より力が上の人たちを1人ずつ抜いていきたい」ともくろむ一方、「駅伝で最高の喜びを味わいたい」との思いも燃え上がらせている。 高校駅伝日本一は、うれしさも半分だった。腰痛のため、7人のメンバーに加われず、当日は付き添い役に甘んじた。 2年のときに臨んだ第50回全国高校駅伝ではアンカーを務め、8位でゴール。それだけに、同校9年ぶりの優勝テープを切ったチームメートがうらやましくてならなかった。 腰痛は長引き、まともに走れるようになったのは6月から。伊藤国光総監督(カネボウ)からは「練習を続けていけることが一番大切だ」と言われている。ランニングフォームにはまだ違和感が残るが、寮で同室の一つ先輩、真壁剛に練習で懸命に付いていっている。 若いランナーが集まる距離の短い区間でデビューしそうだ。 音喜多正志監督(同)は「2、3回は走ってほしい」と願う。それだけの出走機会が回ってくるとすれば、結果が出ていることになる。 「区間賞、狙います」。いずれ目指すのはチームの優勝。まずは喜びの一端から味わい始める。 [ 2001/11/01 山口県版掲載 ]
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■連載/やまぐち新戦力(上)飛躍へ4度出走目指す 佐藤洋平選手(22)カネボウ ![]() 戦いのキーワードは「リベンジ」と「飛躍」。そのための時は満ちた。県チームの音喜多正志監督(カネボウ)はこう言って背中を押す。「練習の成果を出すこと。それができれば、結果はついてくる」 まずはリベンジ。前回大会に苦い思い出がある。当時、日体大4年。出身県の佐賀県のメンバーに加わり、初日の1区を受け持った。関東の学生長距離ランナーとして最大の目標である箱根駅伝の予選会が終わり、伊豆大島で本大会に向けた合宿中に九州路に飛んできたのだ。 結果は区間最下位。トップからはちょうど3分離された。「なめてかかった」。箱根駅伝では、1年のときに5区、2年からは連続して1区を走ったランナー。駅伝が甘いものではないことは知り尽くしているはずなのに、調整が不十分なまま出身県のタスキをつなごうとして失敗した。出番はもうなかった。 今回は違う。夏場から積んできた練習に自信がある。「距離をしっかり踏めた」。前回、3位以内という指定席から16年ぶりに転落し4位に終わった県チームを押し上げるためにも、限度いっぱいの「4度出走」を果たさなければならない。 競技を続けていく場所にカネボウを選んだのは「トップになるため」。五輪、世界選手権の大舞台に飛躍した先輩の高岡寿成をにらみながら「後継者になりたい」との大志も抱く。2度目の九州路はその第一歩になる。 □ □ 第50回九州一周駅伝競走大会(西日本新聞社など主催)は11月2日、長崎市をスタートし、福岡市へのゴールまで10日間を戦い抜く。山口県チームに新戦力は2人。前回2位の福岡、3位の長崎をかわし、20連覇中の宮崎に迫るには、2人の力が不可欠だ。それぞれを紹介する。 [ 2001/10/31 山口県版掲載 ]
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■監督の声 伊藤国光総監督 「昨年は故障者続出で、勝負する前にメンバー構成で苦労したが、ことしは違う。(昨年4位の)累計での巻き返しはもちろん、まずは宮崎の日間首位独占にピリオドを打つ。勝負どころでは主力をズラリと並べ、レースを面白くしたい」 [ 2001/10/27 運動面掲載 ]
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■監督イチ押し 第50回九州一周駅伝=山口・伊藤健太郎(協和発酵防府) ![]() ▽原動力 〜家族支えに、粘りの走り〜 「僕なんか、力はまだまだ。各県の主力級の選手とは張り合えませんよ」と話す伊藤健太郎(21)だが、走りは雄弁だ。 昨年の第5日第6区の16・9キロ。前区の遅れで繰り上げスタートとなった。「チームのため、1秒でもタイムを縮めたい」。猛然と前の走者を追いかけた。 「ゴールで倒れるくらいまで走れ」。協和発酵防府・金次光行監督の教え通りの粘りで、区間首位と12秒差の2位(53分01秒)。チームの順位も6位から5位に上げた。そのほかの出走3回はすべて3位。総合4位と苦戦した山口にあって、貢献度は大きかった。 中学、高校と目立った成績はなく、全国大会の出場もない。南陽工高3年の中国大会で五千メートル6位が最高。そんな伊藤が力をつけたのは、1998年に協和発酵防府に入社後だ。 要因は金次監督のマンツーマン指導、二人三脚での練習にあった。「腰が低く、首を振る悪い癖」があったが、1日約20キロ走る中で、徹底的に矯正。部員は1人で、日が暮れるのが早い冬は、監督の車のライトの前を黙々と走り続けた。 工場での仕事もプラスとなった。重さが約20キロはあるトレイの運搬を任されており、「腕の周りが2、3センチは太くなった」。疲れてきたらしっかりと腕を振る。その腕が、粘りの走りを支えている。 昨年12月の防府マラソンでは初めて42・195キロに挑み、7位(2時間19分25秒)と健闘した。「おかげで、駅伝の短い区間でも集中力が増しました」。マラソン経験も、いい影響をもたらしている。 幼いころ病気で父親を亡くし、母の文子さん(49)と祖母・三重子さん(78)に育てられたという。高校時代は、昼間工場で働く母が午前5時に起きて弁当を作ってくれた。「好きな陸上が続けられるのも家族のおかげ」。走りの原動力は家族だ。「一つでも好成績を残して徳山の家族にいい報告がしたい」。笑顔の伊藤の目つきが変わった。(小田健太) × × ▽伊藤国光総監督 4年連続の出場となるが、昨年あたりから、長い距離でも後半に伸びが出てきた。マラソンに取り組み始めたのがいい影響を与えている。今年は18キロなどエース区間で3回出走してもらう予定。若手のエース格。優勝を狙う以上、核となって活躍してほしい。 [ 2001/10/20 運動面掲載 ]
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■県代表24選手決まる 九州一周駅伝 最終選考会 市之瀬選手が優勝 ![]() 第50回九州一周駅伝競走大会(西日本新聞社など主催)の県代表を決める最終選考会が13日、防府市下右田の12キロコースに22人が参加して行われ、市之瀬進選手(鐘紡)が35分45秒で優勝。同タイムで瀬戸智弘、入船敏選手(ともに鐘紡)が2、3位に続いた。レース後の監督会議で、これまでの選考会の成績などをもとに、24人の県代表と補欠2人が決まった。 最多出場は小倉幸康選手(鐘紡)の13回で、野村赳輔選手(同)が初出場。佐藤洋平選手(同)は大学生だった前回、出身地の佐賀県から出場したが、県代表としては初出場となる。 九州一周駅伝は、九州・山口・沖縄各県代表9チームに、韓国チームが特別参加して11月2日に長崎市をスタート、同11日に福岡市にゴールする72区間、1069・5キロのコースで熱戦を繰り広げる。 ◇ ▼伊藤国光総監督の話 昨年は故障者が多かったが、今年はいいチーム編成ができ、総合2位を狙える。日間首位も2、3回取り、50回を迎えた大会を盛り上げたい。 ◇ ●九州一周駅伝県チーム選手団 総監督=伊藤国光(鐘紡)▽監督=野見恭二(ユアーズカンパニー)金次光行(協和発酵防府)音喜多正志(鐘紡)山田冨三男(協和発酵宇部)中邑誠志(トクヤマ)▽選手=高岡寿成、小倉幸康、森宗寛司、佐藤浩紀、入船敏、市之瀬進、瀬戸智弘、井幡政等、樋口俊志、渋谷明憲、阿武優一、松山孝、坂東和彦、抜迫久也、佐藤洋平、中村悠希、真壁剛、野村赳輔(以上鐘紡)、山本章、山本直義(以上協和発酵宇部)、伊藤健太郎(協和発酵防府)、山本吉洋(トクヤマ)、山瀬清貴(自衛隊山口)、内田哲治(周南養護学校)▽補欠=本広仁(自衛隊山口)、吉岡和昌(トクヤマ) [ 2001/10/14 山口版掲載 ]
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