大島に世界遺産効果 宗像市、県内外から観光客

沖ノ島に最も近い沖津宮遥拝所に足を運んだ観光客
沖ノ島に最も近い沖津宮遥拝所に足を運んだ観光客
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 2017年の世界文化遺産の国内推薦候補に決まった「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を訪ねてみようと、構成資産がある福岡県宗像市大島に連日、県内外からの観光客が訪れている。島内には公共交通機関がないため、宗像市は1日、遺産群をめぐる無料巡回バスの運行を始めた。

 遺産群の構成資産5カ所のうち、大島には沖津宮遥拝所(おきつぐうようはいじょ)、中津宮の2カ所がある。無料巡回バスは8月の土日とお盆期間(13~16日)の午前10時~午後3時40分、大島港渡船ターミナルから約15~30分おきに発車する。1日は約100人が利用した。

 沖津宮遥拝所は沖ノ島に最も近く、空気の澄んだ日には島影を見ることができる。東京都目黒区から訪れた桜庭理加さん(49)は「宗像大社を参拝したが、大島の遥拝所がいいよと薦められて足を延ばした。沖ノ島は見えなかったけれど、海がきれいで、今日来られてよかった」と話した。

 中津宮では土日、宗像歴史観光ボランティアガイドが案内をする。ガイドの福井敏晴さん(71)は「世界遺産候補がこんなところに、と遠くから観光客が来てくれている。また来たいという印象を残したい」と張り切っていた。

=2015/08/2付 西日本新聞朝刊=

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