「フリマアプリ」にご注意 手軽なやりとり 落とし穴 「偽物」「返品拒否」トラブル相次ぐ 佐賀県

 スマートフォンを通じて個人間で中古の衣料品や食器、雑貨を売買できる「フリマアプリ」の利用が広がっているが、手軽さの一方で「商品が偽物だった」「返品できない」といった問題も起きている。県消費生活センターは「個人売買は解決が難しい。利用する際は気を付けて」と注意を呼び掛けている。

 フリマアプリは「フリーマーケットアプリ」の略。インターネットオークションのような入札制ではなく出品者が売値を示し購入者と一対一で売買する仕組みで、若者に利用者が多い。

 出品者はスマホで商品の写真を撮り、値段やサイズなどの説明を記載。購入者はコメント欄で商品について聞けるほか、値段交渉もできる。取引が成立すると出品者に購入者の住所が開示され、商品を発送。購入者が商品を確認すれば、代金はアプリの運営会社が仲介して出品者に支払う。

 佐賀市の伊藤由美子さん(28)は半年ほど前から洋服の売買を中心に利用。「空き時間に簡単に出品できて古着屋より高く売れる。購入するときもセレクトショップにいるような感覚で楽しい」と魅力を話す。しかしトラブルにも遭った。商品が壊れていたので返品を希望したが出品者は拒否。運営会社も「個人間で話し合ってほしい」と言うだけで、伊藤さんは「高くはなかったので泣き寝入りしてしまった」と話す。

 県消費生活センターによると、フリマアプリに関する相談は2015年度は2件だったが、本年度は4~9月の上半期だけで6件が寄せられた。相談者は全て30代以下で、内容は「購入したブランドバッグが偽物だった」「洋服のサイズが違うので返品したいが出品者と連絡が取れない」などだった。

この記事は2016年11月08日付で、内容は当時のものです。

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