自主避難備え施設確保 新燃岳東の高原町、45世帯に 活発な噴火続く

新燃岳の火山灰と雨の影響で汚れたナシを見て回る観光農園の新田要作さん=16日午後2時半すぎ、宮崎県高原町
新燃岳の火山灰と雨の影響で汚れたナシを見て回る観光農園の新田要作さん=16日午後2時半すぎ、宮崎県高原町
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 新燃岳の東側に位置する宮崎県高原町では16日、今月の町長選で初当選した高妻経信町長の就任式を中止し、臨時課長会で対応を協議。火砕流や熱風が到達する恐れがある半径約8キロ以内の45世帯101人に対し、町役場近くに自主避難できる公共施設を設定し、全世帯へ通知した。

 高妻町長は記者会見で「2011年の噴火では噴火警戒レベル3(入山規制)で避難勧告を出した。今回もレベルにかかわらず勧告する可能性はある」と説明した。

 連絡を受けた住民は複雑な表情。新田要作さん(69)が営む観光農園ではナシに灰が積もる被害が出ており「果実が灰で汚れても補償はない。収穫時期だから、避難はしたくないし…」。11年の噴火時に避難した主婦(60)は「熱風が来たら助からないと思う。大きな噴火の時、避難が間に合うか」と心配した。

この記事は2017年10月17日付で、内容は当時のものです。

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