靴はそろえて「下座」に

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 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3水曜は、さまざまな場面のマナーについて「フィニッシングスクール インフィニ」(福岡市)のマナー講師本多美智子さん(50)にお助けいただきます。

 個人宅などをあらたまって訪問するときこそ品位が問われます。親しい相手であっても失礼のないよう、マナーを心得て、互いに気持ちよく過ごしたいですね。

 当然のことですが、訪問する前にまず先方の都合を確認するのがマナーです。自分の都合でふいに訪問するのは、礼にかなったことではありません。相手から招かれたとき以外は、必ず事前に約束を取り付けます。

 あらたまった要件の場合、正式には先方の都合を尋ねる手紙を出しますが、最近は電話で済ませるのが一般的です。日程に余裕を持って打診し、訪問の目的を伝え、約束の時間を明確にしておきます。食事の時間帯は避け、午前なら10~11時、午後なら2~4時くらいが良いでしょう。

 手土産を持参する場合は、相手の負担にならない程度のものを事前に用意します。訪問先の近所で買うのは「間に合わせ」の印象を与えてしまうので避けましょう。

 到着時間は、ビジネスなら5分前までを心掛けたいものですが、私宅の場合は相手に準備の都合があります。約束の時刻より早く到着すると気まずいことになりかねません。時刻ぴったりから5分すぎの間に尋ねるのがベストです。

 10分以上遅れるときは必ず連絡しましょう。車で伺うときは、あらかじめ駐車場の有無を聞いておきます。道路の渋滞なども念頭に置いて行動します。

 ●到着したら

 訪問先に到着したら帽子やマフラー、手袋などを外し、コートを脱いで片腕に掛けて持ち、インターホンを鳴らします=写真(1)。

 玄関内に入ったら正面を向いてあいさつをします。「ご無沙汰いたしております」「おじゃまいたします」などと簡単に述べて、お辞儀をします。正式なあいさつは部屋に通されてから行うので、長話はやめましょう。

 玄関を上がるときは手荷物は上がりかまちの端に置き、正面を向いたまま靴を脱いで上がります=同(2)。膝をついて靴の向きを直すときは、相手におしりを向けないよう注意します=同(3)。靴をそろえて玄関の下座に当たる靴箱のそばに寄せます=同(4)。スリッパを履き、手荷物を持って案内してもらいます。


=2018/01/17付 西日本新聞朝刊=

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