《魅力》住みよさ、世界も地元も太鼓判 開けっぴろげで明るい市民性

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神戸市を人口で抜いた福岡市の夜景
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 人口が神戸市を抜き、政令市で5位に浮上した福岡市。ダウンタウンの松本人志が、住みたい街ナンバーワンに挙げ、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)や、芥川賞作家の又吉直樹(ピース)が地元民放でレギュラー番組を持つなど、このところ芸能人からも熱い視線を浴びている。地方都市で最も勢いのある福岡市の実力とは―。

■通勤時間は大都市で最短 
 福岡市が18日発表した人口(2015年12月国勢調査、速報値)は153万8510人。2010年から5年間の人口増加数7万4767人、増加率は5.1%増だった。さらに、福岡市は人口増が2035年まで続くと推定している。

 その人気を裏付けるように、2015年の市民意識調査で「住みやすい」との回答は95.3%。「住み続けたい」も92.1%だった。日経産業消費研究所の調査では、ビジネスマンが勤務して住みよかった街の1位。英情報誌「モノクル」による「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、2014年には10位になった。この街の住みやすさは、地元も転勤者も世界も太鼓判を押している。

 住みやすさを表すひとつのキーワードが「コンパクトシティ」だ。九州一の商都でありながら、職住近接で通勤・通学時間は平均34.5分(福岡市調べ)。全国7大都市圏で最も短い。

 また、衣料品店や飲食店などが天神、博多エリアに凝縮しており、東京のように広範囲を動かなくても都会ライフが満喫できる。それでいて食料品物価は全国20大都市で最も安い。

 海や山も近い。市内から車で1時間も走れば、道の両側に海が見える国定公園の志賀島や、新鮮な野菜や魚介類が安く手に入る糸島半島などがあり、休日もたっぷり楽しめる。

■アジアンテイストと女子力

 住みよさを感じるもう一つの要因は市民性にある。

 福岡市を中心に同心円を描くと、上海まで870キロ、東京までは900キロ。東京より上海の方が近い。釜山まではわずか200キロで、鹿児島より近い。

 古代からアジアに開けた港町だったことが、開けっぴろげな市民性につながっているのだろう。路上に並ぶ屋台の狭い空間で身を寄せ合ってワイワイやる感覚は、まさにアジアンテイストだ。

 そのせいか、相当な祭り好きでもある。5月は博多どんたく、7月は博多祇園山笠、9〜10月はミュージックシティ天神など、年がら年中イベントが目白押し。だから「エンターテインメントシティ」とも呼ばれる。

 最後に、20代〜30代前半の人口をみると、男13万7000人、女15万1000人で、女性上位(2015年10月末)。女性1万人当たりのヨガ教室、レストラン、婦人服店、エステティックサロンの数がそれぞれ政令市で1位というデータもある。若い女子力が福岡市の活力源のひとつとも言えそうだ。

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