《住居》西新は“ミラクル下北沢” 単身者の人気トップ

リヤカー部隊が繰り出す西新商店街。おばちゃんたちとの触れ合いも楽しみだ
リヤカー部隊が繰り出す西新商店街。おばちゃんたちとの触れ合いも楽しみだ
写真を見る
西新から徒歩圏内にある人工海浜。福岡タワーやヤフオクドームも近い
西新から徒歩圏内にある人工海浜。福岡タワーやヤフオクドームも近い
写真を見る

■基幹路線は地下鉄空港線 
 福岡市への転勤が決まった場合、どこに住んだらいいのか。まず、ざっくりとした交通アクセスを見てみよう。

 支店や営業所が集積しているエリアは、主に天神か博多駅周辺。両地区を結ぶのが市営地下鉄「空港線」だ。福岡空港駅を起点に博多駅、天神駅を通って市西部の姪浜(めいのはま)駅までつながっている。福岡空港から博多駅まで5分、天神駅までは11分という近さ。天神―姪浜は13分。市を東西に貫く基幹路線だ。

 天神から南に伸びているのは、私鉄の西日本鉄道が運行する「天神大牟田線」。JR「鹿児島本線」は博多駅を挟み北から南へ抜ける。

 この3路線の沿線を探せば、会社まで30分通勤が可能だ。

■文教エリアに商店街あり

 そこで、地場大手の三好不動産に人気のエリアを尋ねてみると、単身者の場合は「西新(にしじん)エリア」(西新駅、藤崎駅周辺)を挙げる人が最も多いという。

 西新は、西南学院大学や有名進学校の県立修猷館高校がある文教エリア。蔵書数120万冊の市総合図書館、市博物館など文化施設も充実している。しかも天神−西新は地下鉄で7分。東京の下北沢―新宿間(8分)とほぼ同じだ。

 近くには西新商店街があり、近郊で採れた新鮮な野菜、魚介類などを並べるリヤカーも10台ほど繰り出す。親しみを込めて「リヤカー部隊」と呼ばれ、「これもおまけで持っていきんしゃい」などと、おばちゃんたちの声が飛ぶ。学生街だけに、安い定食屋や飲み屋も多い。

■まるでお台場、人工海浜

 「東京の人が西新に愛着を覚えるのは、元気な商店街のある街に慣れているからでは」と三好不動産の担当者。商店街、学生街の周辺に閑静な住宅街が広がっている構造も下北沢に似ている。

 徒歩圏内には人工のビーチ(シーサイドももち海浜公園)もあり、転勤者にすれば「まるでお台場」だ。博多湾に浮かぶ能古島や、志賀島の島影を見ながら走るランナーも多い。ソフトバンクホークスの本拠地、ヤフオクドームも近い。
これだけそろった西新の平均家賃は4万円台(1K・1DK)〜7万円台前半(1LDK)。まさに“ミラクル下北沢”と言っていいだろう。

 ちなみにOLに人気なのは天神に隣接した薬院地区。おしゃれなカフェや飲食店が林立し、キッチンが広くてコンロが二つ以上あるといった女性向け仕様のマンションが多い点でも評価が高いそうだ。

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]