《交通》全国唯一の空港乗り入れ 「市民の足」地下鉄

七隈線延伸含む路線図
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福岡市を東西に貫く市営地下鉄「空港線」
福岡市を東西に貫く市営地下鉄「空港線」
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福岡市営地下鉄天神駅の中央改札口。緑色が七隈線乗り換え用
福岡市営地下鉄天神駅の中央改札口。緑色が七隈線乗り換え用
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福岡市営地下鉄の看板
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■ラッシュも「肩が触れる程度」 
 福岡市内の軌道系交通機関は市営地下鉄、JR九州、西鉄大牟田線の3種類。このうち市営地下鉄は空港線、箱崎線、七隈線の3路線があり、1日の乗降客数は約42万人に上る。この「市民の足」を使いこなすことから福岡生活は始まる。

 空港線は福岡空港から博多駅、天神という二大商業地を通り、市西部の姪浜(めいのはま)に達する幹線。空港に乗り入れている国内唯一の地下鉄路線でもある。

 首都圏なら通勤時間は大混雑するところだが、朝8時台でも「周りの乗客と肩が触れる程度」(市交通局)で、駅員が乗客を押し込む光景は見られない。
箱崎線は天神の隣、中洲川端から市東部の貝塚を結ぶ。県庁や九州大学病院に行くには最も便利だ。

 七隈線は天神南から住宅街が広がる市南西部の橋本を結ぶ通勤線。車両が小型でかわいらしい。天神南−博多駅(1.4キロ)の延伸工事が進行中で、商業施設「キャナルシティ博多」近くにも新駅ができる。2020年度の開業予定だ。

 利用してみて気づくのは、転落防止のホームドアが全ての駅にあること。全国の地下鉄に先駆け、2005年に設置して以来、10年間で起きた事故は1件にとどまっている。安全面での配慮は最上級だ。

■天神〜天神南の距離には注意

 初乗り運賃は200円。首都圏私鉄に比べると割高感もあるが、全国九つの公営地下鉄の中では標準的な料金だ。

 隣の駅までなら100円という「おとなりきっぷ」は福岡ならではのサービス。地下鉄全線が乗り放題の1日乗車券(620円。土日祝限定の「エコちかきっぷ」は520円)など、お得な切符も販売している。

 便利な市営地下鉄だが、路線を乗り換える時の注意点が二つある。

 まず、天神駅(空港線)と天神南駅(七隈線)の距離。空港線と七隈線は相互乗り入れしていない。このため、両駅は同じ天神にあるものの、天神地下街を約550メートル歩かなくてはならない。大人の足で7分程度。また、両駅の改札では緑色の「のりかえ改札機」を通らなくてはならない。

 空港線と箱崎線は、中洲川端駅で乗り換えるが、ホームの構造に注意。乗り換える階段はホーム中央の2カ所にしかない。ホーム両端の階段を上れば改札口に出て乗り換えできなくなってしまう。

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