《交通》JR九州、出張は“豪華”特急や新幹線で 博多−小倉は「寝過ごし」注意

「ブルネル賞」受賞の特急列車が博多駅ホームにそろい踏み。右から883系、787系、885系
「ブルネル賞」受賞の特急列車が博多駅ホームにそろい踏み。右から883系、787系、885系
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JR九州の路線図
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博多駅の在来線中央改札口
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JR由布院駅に到着し大歓迎を受ける「ななつ星in九州」=2013年10月15日
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今年2月から筑肥線に登場した305系の1号車。木のフローリングなど通勤列車と思えないスタイリッシュ感
今年2月から筑肥線に登場した305系の1号車。木のフローリングなど通勤列車と思えないスタイリッシュ感
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■鹿児島出張、日帰りが普通に 
 春の人事異動で福岡市にある九州支社・支店に着任後、すぐに九州管内の出張を命じられる人もいるだろう。利用する交通機関は車や高速バスもあるが、定刻に到着できることを考えると、JR九州が便利だ。九州最大のターミナル駅・博多駅から九州各地へ向かう路線をざっと押さえておこう。

 まず新幹線。博多−小倉(北九州市)間はJR西日本が運行する山陽新幹線(博多−新大阪)だ。途中に停車駅はなく最速15分。「うっかり寝入って、気づくと広島だった」と笑えない話にならないよう注意を!

 JR九州が運行する九州新幹線(鹿児島ルート)は、東日本大震災発生の翌日、2011年3月12日に全線開業した。博多−鹿児島中央間は最速1時間17分。以前は特急で4時間ほどかかり、「鹿児島出張は宿泊」が当然だった。鹿児島が余裕で日帰り出張になったのをぼやくビジネスマンが、今もいる。博多−熊本間(最速33分)は上下合わせて1日118本。

 九州新幹線は「みずほ」「さくら」「つばめ」の3種類。運行速度や停車駅の状況から考えると、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」に相当する。

■ネット予約でお得に、半額も

 在来線では、鹿児島本線(門司港−八代、川内−鹿児島)が基幹線だ。博多−小倉間の特急列車は上下合わせて92本(平日)もある。

 東九州を縦貫するのは日豊本線(小倉−鹿児島)。特急列車に乗れば博多から大分、長崎へそれぞれ約2時間で着く。残念ながら宮崎までは、新幹線と高速バスを新八代駅で乗り継ぐサービス「B&Sみやざき」を使っても約3時間かかる。

 九州新幹線や九州内の特急列車の運賃・特急料金セットをインターネットで予約すれば、かなり安く買える。例えば、博多−熊本間の新幹線は窓口で通常5130円(指定席)だが、乗車の7日前まで発売の「九州ネット早特7」だと半額の2570円になる。切符の受け取りは九州の主要駅で。予約前にクレジットカード番号を含む会員登録が必要だ。

 JR九州の交通系ICカードは「SUGOCA」(すごか)。利用可能エリアが「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」「長崎エリア」「鹿児島エリア」など決まっており、各エリア外や複数エリアにまたがる場合は使えないので注意しよう。

■水戸岡氏デザインの列車が多数

 JR九州には「特急列車はもちろん、通勤電車もデザインが洗練されている」という声が、特に九州外から移り住んできた人から届くという。

 1987年の民営化以降、JR九州は列車を中心としたデザイン重視戦略を取り続けてきた。九州を周遊する日本初のクルーズトレイン「ななつ星in九州」をはじめ、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインした列車は数知れない。

 このうち、鉄道車両デザイン界の最高栄誉とされる「ブルネル賞」を6種が受賞。その一つ、885系は博多−長崎間を走る特急「白いかもめ」と博多−大分間の特急「白いソニック」として活躍している。
 
 また、今年2月から筑肥線(姪浜−西唐津)に導入された新型の305系は通勤型車両で、1号車のみ床は木のフローリングだ。筑肥線が乗り入れる市営地下鉄空港線も走っている。

 水戸岡氏が一貫して目指す「使うためのデザイン、『正しい』デザイン」を体現した“豪華”さを通勤や出張の車中で感じてみよう。

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