博多人形2団体が新作展 福岡市・天神 自信作が勢ぞろい

宗像・沖ノ島関連の作品が注目を集める博多人形作家協会の新作展会場。手前は川崎修一さん作「胸形君徳善」
宗像・沖ノ島関連の作品が注目を集める博多人形作家協会の新作展会場。手前は川崎修一さん作「胸形君徳善」
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干支人形にも個性的な作品がそろった白彫会の新作展会場
干支人形にも個性的な作品がそろった白彫会の新作展会場
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 博多人形師の団体「博多人形作家協会」(川崎修一会長)と「白彫会」(小副川祐二会長)の新作展が福岡市・天神で開かれている。両会場とも当代屈指の人形師たちの自信作が勢ぞろいし、来場客の目を楽しませている。いずれも5日まで。入場無料。

 作家協会の会場はアクロス福岡で、一品作から干支(えと)ものまで70点余がずらり並ぶ。注目は世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」にちなむ8点。宗像海人の豪族を描いた「胸形君徳善(むなかたのきみとくぜん)」(川崎会長作)は、黄金の剣をささげ持つ姿が荘厳な雰囲気。宗像三女神を描いた「辺津宮 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」(川崎幸子さん作)など優美な造形が見る者を神話の世界へいざなう。川崎会長は「作品を見て福岡の歴史ロマンに浸ってもらえれば」と話した。

 白彫会展が開かれている岩田屋三越美術画廊では、九州豪雨被災地の復興を願うおはじき「美しい故郷」に、開館前から行列ができる人気ぶり。約120点の展示作では、りんとした日本犬の干支人形や、闘志をみなぎらせて立ち上がろうとする力士を描いた「不屈」(田中勇気さん作)など力あふれる構図が目を引いている。

 宗像市から訪れた女性(56)は「いろんなバリエーションの人形があって面白い」と話した。


=2017/11/01付 西日本新聞朝刊=

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