1万円カプセル博多人形 30個13分で完売 はかた伝統工芸館

人形師の技術の粋を尽くした“超プレミアム版”カプセル入り博多人形を手にする購入者
人形師の技術の粋を尽くした“超プレミアム版”カプセル入り博多人形を手にする購入者
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 博多人形商工業協同組合の青年部作品展が25日、福岡市博多区上川端町のはかた伝統工芸館で始まり、昨年比20倍もの値上げで注目された1個1万円の“超プレミアム版”カプセル入り博多人形は、開館からわずか13分で30個が売り切れた。

 カプセル人形は昨年の青年部展で初登場。自販機を使う手法と手ごろな価格(500円)で人気を博したが、業界内から「技術の安売り」との指摘もあり、今回は品質を大幅アップすることで価格を1万円とした。

 この日午前10時の開館時には20人以上が行列。人形師の体調不良などで予定より少ない30個限定となったが、作品はどれも細密な造形に金粉をふんだんに使った見事な出来栄え。同市城南区の池田昇さん(68)は「1万円は高いが、手間暇かけた作りには価値がある」と納得。春日市の古谷喜代子さん(74)は「かわいいのが買え、今年はいい年になりそう」と笑った。

 青年部の西山陽一会長(38)は「売れんと言われて不安だったが、これで博多人形の可能性が広がった。カプセルは今回が最後となるが、知恵を絞って新しいことをしたい」と語った。作品展は30日まで。入場無料。

=2018/01/26付 西日本新聞朝刊=

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