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豆田に篠山(兵庫)からエール 伝建と日本遺産が縁、激励旗届く

激励旗を手に、復興を誓う波多野平会長代行(中央)など豆田町伝建保存会のメンバー
激励旗を手に、復興を誓う波多野平会長代行(中央)など豆田町伝建保存会のメンバー
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 九州豪雨で被災した日田市の豆田地区に、兵庫県篠山(ささやま)市から激励のメッセージを書いた旗(縦1メートル、横1・5メートル)が届いた。国の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)と日本遺産になった時期が同じだった縁があり、両市の住民グループ同士が現地視察などで交流していた。旗を受け取った豆田町伝建保存会の波多野平会長代行(71)は「全国の人が見守ってくれているようだ」と感謝。旗は豆田地区の「豆田まちづくり歴史交流館」に飾る。

 江戸時代の風情を残した町並みで知られる豆田地区は、伝建地区の広範囲が浸水。173件の伝統的建造物のうち床上、床下浸水は100件を超えた。被害を知った、篠山市で伝建地区のまちづくりを進める「篠山まちなみ保存会」(川端登会長)が「微力だが全力で応援したい」と、8月中旬に贈った。

 旗には篠山市の市長や教育長、住民ら約40人が「一歩一歩前進!」「明日を信じて手を携えて」などのメッセージを寄せた。「災害に負けるな」との願いを込めて、勝利守護の御利益があるとされ、「まけきらい稲荷(いなり)」と呼ばれて信仰を集める神社のグッズも添えられていた。

 来年5月下旬からは日田市で、伝建地区を持つ市町村などでつくる「全国伝統的建造物群保存地区協議会」の総会と研修会が開かれる。自宅が被災しながらも準備に奔走する波多野会長代行は「篠山を含め全国の皆さんを笑顔で迎えられるよう、一日も早く復興したい」と誓った。

=2017/09/08付 西日本新聞朝刊=

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