スルメの肝が決め手 大分・蒲江のイカの塩辛

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 大分県最南端の漁師町、佐伯市蒲江も寒うなりました。この時季のイカといえば、甘味があって肉厚なモイカ(アオリイカ)じゃが、今回紹介するんはスルメイカ。単価はモイカの2~3割で、普通の漁師は釣れても「ちっ、スルメか」ちゅう具合なんじゃけど、これじゃないとできんのが塩辛なんじゃ=写真。

 理由は、ほかのイカに比べ、肝の量が5~10倍も多いから。あの塩辛独特の風味は、スルメイカの肝がないと出らんのです。

 わが家では夜になると、わしと三男が船で海へイカ釣りへ。スルメイカが釣れたら、さっと活(い)き締めして冷凍庫に入れ、次男が代表を務める「かまえ直送活き粋(いき)船団」の加工場で、蒲江の漁師に伝わる昔ながらの塩辛を作るんじゃ。

 昔ながらっちゅうことは、うま味調味料とかは使わんちゅうこと。使うのは塩、酒、砂糖とか、全部家庭の台所にあるもんばかりじゃ。安心じゃろ。

 できたらすぐに瓶詰めして急速冷凍するんやけんど、これで賞味期限は冷凍で180日、解凍後は冷蔵で20日。保存料もなーも入れちょらんから、これが限界やけど、それが安心の証しと思ってもらえる人に買ってもらえたらうれしいど。

 ラベルもあんまり上手なデザインじゃねぇけんど、とにかく中身で勝負じゃ。

 それから、わしらが手塩にかけて育てよる正月用の養殖ブリも、この寒さで脂がのっちょります。こちらもよろしくたのむど~。

 ▼イカの塩辛 1瓶540円(80グラム)、4個セット2000円=送料別。開封後は、お早めに。ブリは1本8890円(4~5キロ)=送料込み。かまえ直送活き粋船団=0972(43)3515(平日午前9時~午後5時)


=2017/12/09付 西日本新聞夕刊=

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