ルドルフ2世の驚異の世界展 皇帝が愛した逸品の数々

■11月3日から 福岡市博物館

 芸術と学問の「偉大なる庇(ひ)護者」として知られるハプスブルク家・ルドルフ2世の収集物を集めた「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」が11月3日から、福岡市早良区百道浜の市博物館で開かれる。12月24日まで。

 ルドルフ2世は、16世紀後半、神聖ローマ帝国皇帝に着任して以来、政治力はもとより、諸芸術のパトロン、希代のコレクターとして伝説化している人物。プラハに構えた宮廷には、世界各地から芸術作品、科学機器などの創作物、新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、当時のヨーロッパ文化に影響を与えるほどの膨大なコレクションが形成された。

 同展では、植物や果物を組み合わせて皇帝を豊作の神に見立てた異色の肖像画「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」(ジュゼッペ・アルチンボルド)など、彼が愛した芸術家たちの作品を中心に、国内外の美術館が所蔵する絵画や版画、工芸品など約120点を展示。占星術や錬金術にも強い関心を示した皇帝の魅力に満ちた芸術と科学の世界へと誘う。

 入場料は一般1500円、高大生900円、小中生600円。前売り券は各200円引き。問い合わせは市博物館=092(845)5011。


=2017/10/14付 西日本新聞夕刊=

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