【きょうのテーマ】花時計の花壇づくり 海の中道フラワーピクニック 準備作業を体験

バースデーケーキをイメージしたデザインの花壇に、花の苗を植えた
バースデーケーキをイメージしたデザインの花壇に、花の苗を植えた
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花壇には時計があって、花時計になっている
花壇には時計があって、花時計になっている
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花壇の高い台から全体のバランスを見て、花を植える場所を指示した
花壇の高い台から全体のバランスを見て、花を植える場所を指示した
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右奥の箱と黄色い花のまとまりはロープでつなげられている。気球をイメージしたデザインだという
右奥の箱と黄色い花のまとまりはロープでつなげられている。気球をイメージしたデザインだという
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 ●バランス考え、花で絵を描く 西日本短大の学生から学ぶ

 春本番です。福岡市東区の海の中道海浜公園では、色とりどりの花を楽しめるイベント「フラワーピクニック」が開かれています。その準備作業として、開幕前の3月に行われた花時計の花壇づくりに、こども記者4人が参加しました。

【紙面PDF】きょうのテーマ=花時計の花壇づくり

 取材した3月18日は曇りで、海から吹く風が冷たかった。こども記者たちがジャンパーなどを着て長靴をはき、手袋をして公園に行くと、西日本短大緑地環境学科ガーデンデザインコースのみなさんが迎えてくれた。

 「みんな、花が大好きな学生ですよ」。同短大講師の大田香代子先生(58)が笑顔で紹介した。この日は花時計(一辺約5メートルの八角形)の花壇づくりの最終日だった。学生たちは「こっちにおいで」「花の苗を見てごらん」と優しく声をかけ、作業を教えてくれた。

 ■高い場所から指示

 赤、白、オレンジ、紫…。たくさんの色鮮やかな花の苗が「ポット」という容器に入っていた。この日作業をした花壇のデザインはバースデーケーキ。同短大造園科・緑地環境学科の50周年、イベントに協賛した西日本新聞社の140周年などを祝う意味があるという。

 斎藤愛(まな)記者は「すぐに植え付けると思っていたけれど、ちがった」。植える前に仮置きをした。「その場所に植えていいか確かめるために、苗を土の上に置く作業だ」(田上桜菜(さな)記者)

 こども記者は、「高い台の上から全体のバランスなどを見て、花を置く場所の指示を出す」係と「花を置き、植える」係を交互に体験した。志垣大和記者は「お互いに息を合わせなければできないので、見た目よりも難しい」と思った。

 ■3900のポット

 今回の花壇のデザインは気球などもあり、「気球には未来に羽ばたこうという意味も込めたそうだ」(田上記者)。全体で花の苗約3900ポットを使って描いたという。

 こども記者たちは学生から花を植える注意点も教えてもらった。「土の間にすき間があると、そこから空気が入って乾燥し、やがて花が枯れてしまうそうだ」(志垣記者)。「花の大きさや長さ、色を考えて植える場所を決めることが大切だという」(斎藤記者)

 堤愛富(あとむ)記者は「花が重ならないように植えたり、大きい花から小さい花へ順に植えたり。細かい部分に気を配ったかと思えば、遠目に見てバランスも確認し、花壇の模様は慎重に描かれる」と実感した。

 大田先生は「みなさんが植えた花をたくさんの人が見に来るので、楽しみにしてください」と語りかけ、花の背丈が約2倍に伸びると教えてくれた。こども記者たちは「花が成長した花壇を見に、また来たい」と声を弾ませていた。

 ●「花の明るさで元気に」 西日本短大の学生に聞く

 こども記者たちは作業の後、西日本短大緑地環境学科2年の梶原彩未さん(19)と早野大地さん(19)、講師の大田香代子先生(58)に話を聞いた。

 -花壇のデザインはどのように考えたのですか?

 早野 学生一人一人がデザインを考えて、その中から、みんなで話し合って一つにしぼりました。

 -花壇に気球などのデザインをつくるとき、一番難しいことは何ですか?

 大田 デザインは上から見た絵として描いていて、地面に立った人の見え方とは違います。どう見えるかを考えながら花壇をつくるのがすごく大変です。

 -作業のポイントは?

 梶原 「ここの花は、こうした方がいいんじゃないか」などと、みんなで意見を出し合い、役割分担をしてやりました。

 -大学で花壇づくりを学んでいて楽しいことは?

 梶原 花の明るさで自分たちも元気になることがあります。花と一緒に自分たちも勉強ができている実感がありますよ。

 早野 僕は座って勉強をするより、実習で作業をする方が楽しいです。

 ●わキャッタ!メモ

 ▼フラワーピクニック 5月7日まで、福岡市東区の海の中道海浜公園で。花時計のほか、春の草花で博多織の文様を表現した花壇やチューリップ、ポピーなどの花がいっぱい。週末には体験教室などのイベントもある。入園料は小中学生80円、15歳以上410円など。海の中道管理センター=092(603)1111。

【紙面PDF】きょうのテーマ=花時計の花壇づくり


=2017/04/12付 西日本新聞朝刊=

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