気象台の仕事って 福岡管区気象台を訪ねて 天気や地震、火山を観測

天気予報をつくる職場には雲の動きなどを映した画面がたくさんあった
天気予報をつくる職場には雲の動きなどを映した画面がたくさんあった
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九州の主要な火山をカメラで24時間監視していた
九州の主要な火山をカメラで24時間監視していた
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上空の気象を観測するラジオゾンデの風船などを机に広げ、説明してもらった
上空の気象を観測するラジオゾンデの風船などを机に広げ、説明してもらった
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風向風速計は飛行機のような形だった
風向風速計は飛行機のような形だった
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福岡管区気象台の職員のみなさんがいろんな質問に答えてくれた
福岡管区気象台の職員のみなさんがいろんな質問に答えてくれた
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 ●24時間監視、安全守る

 気象台を知っていますか。天気予報をはじめ、地震や火山の噴火などの情報を集め、私たちに伝えてくれるところです。九州・山口の気象台をまとめる大切な拠点でもある福岡管区気象台(福岡市中央区大濠)を、こども記者5人が取材しました。

【紙面PDF】気象台の仕事って 福岡管区気象台を訪ねて 天気や地震、火山を観測

 ■モニターに雲の動き

 福岡管区気象台は、大濠公園の南側にある4階建てのビルだった。広報係長の宮田和孝さん(40)が、こども記者たちを迎え、気象台の仕事を説明してくれた。

 気象台は、全国の天気や地震、火山などを観測し、必要な情報を発表する気象庁の組織の一つ。福岡管区気象台は、福岡県内はもちろん、九州・山口の他の7県にある地方気象台のとりまとめもしているという。

 宮田さんに案内してもらって、天気予報をつくる職場を見学した。机の上にはパソコンが何台も置かれ、雲の動きなどを映したモニター画面がたくさんあって、職員の方々は忙しそうだった(宮崎陽士(はると)記者)。

 ■観測も自然に優しく

 続いて、九州の主な火山の様子をカメラで監視している職場にも行った。担当者が見つめる画面には、熊本県の阿蘇山などが映っていた。その様子を見て、喜内(きない)美羽記者と甲斐有莉記者は「気象台の人たちが24時間監視しているから、最新の天気や火山の情報などを知ることができ、安全でいられるのだ」と実感した。

 宮田さんは気象を観測する機材も説明してくれた。中でも、こども記者たちが興味を持ったのは、大きな風船に機械を付け、上空約30キロまでの気圧や気温などを観測する「ラジオゾンデ」という装置だ。

 この風船には天然ゴム、風船が破れた後に開くパラシュートには和紙などが使われている。岩村美来記者は「なるべく自然に優しいもので作っていると聞いて驚いた」。福岡管区気象台でも毎日2回、朝と夜に飛ばしているそうだ。

 ■雲をつくる実験も

 雨量計は、シーソーみたいな物が水の重みで傾き、一定の重さになると「カタン」と音がして流れる。その回数で雨量が分かる仕組みだった。風向風速計は小さな飛行機のようだった。

 こども記者たちは、宮田さんに教えてもらいながらペットボトルの中に雲をつくる実験もした。ポンプでボトル内部の圧力を高めた後、栓を抜くと、内部の気温が下がって、雲のように白くなった。

 福岡管区気象台には、地球温暖化を監視する部署もあった。篠原太樹記者は「気象台も考えてくれていることが分かって、うれしくなった。僕もごみを減らしたり、節電したりしようと思った」。

 ●正確な情報 なるべく早く 気象台の職員に質問

 こども記者たちは、福岡管区気象台で働く職員の人たちにいろいろな質問をした。

 まず「仕事で一番大切にしていることは何ですか」と聞くと、天気予報や防災情報を出す予報官は「人の命を助ける仕事でもあるので、正確な情報をなるべく早く伝えるようにしています」と答えてくれた。

 「この仕事についたきっかけは何ですか」と聞くと、予報官は「(気象のことが)好きだったから。いろんな人と出会い、この仕事がいいと思いました」と話し、地震の担当者は「子どもの頃、台風で学校が休みになるのがうれしくて、台風の絵を地図の中に描いていました」と明かした。

 気象台は一年中、24時間体制で火山などを観測していると聞き、心配になったこども記者が「休みはいつ取れるのですか」と質問すると、火山の担当者が「昼と夜で当番を決め、交代しながら働いています」と説明した。

 「天気予報が当たるときと外れるときがあるのはなぜですか」と聞くと、予報官は「たくさん経験したことは、だいたい分かるように、よくあることは当たりやすいけど、狭い範囲のことや、まれにしか起こらないことは当てにくいです」と教えてくれた。

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=2017/09/20付 西日本新聞朝刊=

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