【こども記者だより】木久扇師匠にインタビュー 「笑いは薬。 落語の面白さ、子どもたちに」

「ないものをあるように見せる落語の魅力を伝えたい」と話す林家木久扇さん
「ないものをあるように見せる落語の魅力を伝えたい」と話す林家木久扇さん
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落語ならではのお囃子も披露された「こども寄席」
落語ならではのお囃子も披露された「こども寄席」
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 ●福岡県筑後市・羽犬塚小6年 荒木奎樹記者 福岡市・長住小5年 安河内真希記者

 「お笑い」が大好きなので、4日にあった「博多(はかた)・天神(てんじん)落語まつり」の関連イベント「木久扇(きくおう)の東西こども寄席(よせ)」(福岡(ふくおか)市中央(ちゅうおう)区のイムズホール)を取材した。

【紙面PDF】こども記者だより=木久扇師匠にインタビュー

 「こども寄席」の看板(かんばん)落語家、林家(はやしや)木久扇さん(80)に話を聞いた。子ども時代の夢(ゆめ)は漫画家(まんがか)で、人気作家のアシスタントになると「お前面白いな。落語家になれよ」と勧(すす)められ、この道に入ったという。

 いつも黄色い着物姿(きものすがた)なのはなぜかと聞くと、カラーテレビが増(ふ)えたころ、番組に出る着物の色を選ぶことになり「漫画家だったから1番目に飛(と)び込(こ)んでくる色が分かるのよ。それで黄色にしたの」と答えた。

 「師匠(ししょう)にとって落語とは」と聞くと、今、リュウマチという病気で全身が痛(いた)むのだそうだ。同じ病気の人たちに落語を聞かせると「笑ってる間は痛みを忘(わす)れる。ぼくもそう。笑いは薬。その元が落語」と笑った。

 木久扇さんは「こども寄席」に2010年に初登場し、14年から続けて出演(しゅつえん)している。「落語は一人で何役も演じ、扇子(せんす)と手ぬぐいで、ないものをあるように見せる。そんな面白さを子どものみなさんに伝えたいんです」と話した。

 それから「こども寄席」を楽しんだ。落語のお囃子(はやし)が披露(ひろう)され、木久扇さんの「彦六(ひころく)伝」に笑い転げた。

 家に帰って木久扇さんがプロデュースする「林家木久蔵(きくぞう)ラーメン」を食べた。「笑点」メンバーはまずいと言うが…。しょうゆ味でおいしかった。師匠の温かい笑顔がよみがえり「口福(こうふく)」な気持ちになれた。また来年「落語まつり」に行きます。

【紙面PDF】こども記者だより=木久扇師匠にインタビュー


=2017/11/22付 西日本新聞朝刊=

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