ディズニー映画 「リメンバー・ミー」を見た

こども記者の取材を受ける石橋陽彩さん(右)
こども記者の取材を受ける石橋陽彩さん(右)
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映画のクライマックスで流れる歌を熱唱する石橋さん。こども記者の要望にこたえて歌ってくれた
映画のクライマックスで流れる歌を熱唱する石橋さん。こども記者の要望にこたえて歌ってくれた
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 ディズニー/ピクサーのアニメ映画「リメンバー・ミー」が全国公開され、話題になっています。テーマは「家族のきずな」。陽気でカラフルな死者の国を舞台にしたこの映画を、こども記者3人が見て、日本版で主人公ミゲルの声優をつとめた石橋陽彩さん(13)にインタビューしました。

 ●主人公ミゲル役・13歳の声優 石橋陽彩さんに聞いた 「もし自分の家庭で……想像して演じた」

 こども記者たちは、映画「リメンバー・ミー」のキャンペーンで福岡市を訪れた主人公のミゲル役の声優、石橋陽彩さん(13)にインタビューした。

 石橋さんは千葉県出身の中学1年生で、特技は歌。テレビのカラオケ番組などで活躍し、ミュージカルの舞台にも立っている。それでも、オーディションでミゲル役に決まった時は「すごくうれしくて、同時に不安と緊張がこみ上げて、ドキドキした」という。

 ミゲルは泣いたり、笑ったり、歌ったりする。宮崎陽士記者が「工夫したことを教えてください」と言うと、石橋さんは「映画のシーンのようなことが、もし自分の家庭で起きたらどうするかを想像して演じました」と明した。

 石橋さんは「家族への思いが深まる、大人から子どもまで楽しめるストーリーです」と強調。上杉里歌記者が完成した映画を見た時の気持ちを聞くと、「スクリーンから自分の声が聞こえてくるのは、すごく不思議だったけど、見ていくうちに映画の中に引き込まれていきました」と答えた。

 「将来の夢は歌って踊れるアーティスト」という石橋さん。歌と勉強を両立させるのは大変だが、「(この仕事をしているおかげで)自分のいいところがどんどん見つかっています」とうれしそうに話した。

 湯川茉耶記者と上杉記者は「よかったら『リメンバー・ミー』の歌を少しだけでも歌ってください」と声を合わせてお願いした。石橋さんは少し照れながらも「分かりました」と立ち上がり、目の前で「リメンバー・ミー お別れだけど…」と大きな声で歌ってくれた=写真。湯川記者は「迫力があって、きれいな声ですごいなあ」と思った。

 ■こども記者の感想

 ●夢に向かって私もがんばる

 ▼福岡県久山町・久原小6年 上杉 里歌記者

 とてもおもしろい映画だなあと思った。笑えるシーンもあって、後半で予想もしなかった展開になったからだ。カラフルで壮大な死者の国には「家族に忘れられると死者の国からも消えてしまう」というルールのようなものがあり、私はその発想がすごいと思った。

 ミゲルのひいひいおじいちゃんが意外な人だったり、おばあちゃんが音楽に関係することには恐いけど孫のミゲルを溺愛したりしている設定もおもしろかった。

 そして、ミゲルと一緒にいる野良犬のダンテがとてもかわいかった。いつも舌をだらーんと垂らしていて、元気で能天気なところが愛らしい。

 他の人にもこの映画を見てもらい、家族をずっとずっと思ってほしい。私もミゲルのように夢に向かってがんばりたいと思った。

 ●家族がもっと好きになった

 ▼福岡県久留米市・南小5年 宮崎 陽士記者

 たくさんの思いがつまった映画だと思った。自分のために誰かを傷つけたりするのは絶対にいけないことや、自分の夢をかなえるためには周りから何と言われてもがんばるべきだということ。そして、家族のきずなの大切さも教えられた。

 一緒に映画を見たお母さんは、ぼくが幼稚園に通っていた時に亡くなったひいじいちゃんやひいばあちゃんを思い出したと言った。特にひいじいちゃんは幼いころに両親を亡くし、とても苦労したそうだ。だから、ぼくのお母さんが教師になる夢をかなえようとがんばっているのをいつも応援してくれて、夢がかなった時は涙を流して喜んでくれたそうだ。

 ぼくも、ひいじいちゃんが亡くなった時は信じられず、とても苦しかった。この映画のおかげで、家族がもっと好きになった。

 ●こんな死者の国があったら

 ▼福岡市・福教大付属福岡小5年 湯川 茉耶記者

 私は最初、映画の舞台が死者の国と聞いて、少し見に行きたくない気持ちもあった。でも、実際に見てみて、とても良かった。感動して思わず泣いてしまった場面もあり、驚いて、びっくりする場面もあった。

 家族の大切さも、音楽の大切さも分かった。映画の映像や歌がとてもきれいだった。こんな死者の国があったら、私もミゲルのように一度だけでも行ってみて、昔飼っていて死んでしまったペットや、小学1年生の時に亡くなったひいおばあちゃん、会ったことはないひいおじいちゃん、ご先祖さまに会いたい。

 一緒に映画を見たお母さんとも「このお話はとってもいいね」「今度は英語版で見よう」と話した。

 ●わキャッタ!メモ

 ▼映画「リメンバー・ミー」のあらすじ

 主人公の少年ミゲルは、先祖に起こった悲しい出来事のため音楽を禁じられているが、ギターが天才的にうまく、ミュージシャンになる夢を持っている。ひょんなことから死者の国に迷い込み、愛きょうのあるガイコツの姿になった先祖たちに会う。

 彼らは何世代もが一緒に暮らしているが、生きている家族に忘れられると、消えてしまう。一方、生きているミゲルは日の出までに元の世界に帰らないと永遠に家族に会えなくなってしまう…。絶体絶命のピンチに追い込まれるが、ミゲルが大好きな曲「リメンバー・ミー」が奇跡を起こす。

 メキシコの伝統行事「死者の日」をもとにした作品。本年度の米国アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞した。同時上映「アナと雪の女王/家族の思い出」。

=2018/03/24付 西日本新聞朝刊=

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