中国王朝の至宝 九博に 7月から特別展 初公開の仏塔など

 九州国立博物館(九博、福岡県太宰府市)は8日、7月9日から9月16日まで開催する特別展「中国 王朝の至宝」(西日本新聞社など主催)の概要を発表した。

 昨年の日中国交正常化40周年を記念した企画。初期王朝の「夏」から「宋」まで約3千年間の歴史を、中国各地から集めた文化財で紹介する。九博が黄河流域の中原地域をテーマに展覧会を開くのは3回目。今回は、同時代に栄えた王都・中心地域を対比させながら多様な中国文化を表現するのが特徴という。

 出品する計167件のうち100件が国宝級の「一級文物」。始皇帝陵で見つかった兵馬俑(へいばよう)の一つ「跪射俑(きしゃよう)」や、5年前に発見されて国外初公開となる北宋時代の仏塔「阿育(あいく)王塔」など多彩な品々が展示される。

 沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中間の対立が続くが、三輪嘉六館長は「文化と政治は別問題。アジアとの交流という九博のコンセプトのもとに、真摯(しんし)に展覧会を開きたい」と語った。問い合わせはNTTハローダイヤル=050(5542)8600。

=2013/05/09付 西日本新聞朝刊=

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