落語通し江戸庶民文化学ぶ 「みゅーじあむ寄席」 九博開催

 九州国立博物館(太宰府市)で24日、落語家の柳家さん喬さんを迎えて「第1回みゅーじあむ寄席」があった。落語を楽しんだ後、さん喬さんと九博研究員のトークを通じ、演目にちなんだ当時の庶民の文化を観客に知ってもらう初の試み。約200人が参加した。

 さん喬さんが披露したのは古典落語「井戸の茶碗(わん)」。江戸の街で、くずの売買を仕事にする正直者の男や元武士らが繰り広げる人情話。話の前に「はらごもり」など内容のキーワードをスクリーンで示して落語に入る念の入れよう。

 さん喬さんが巧みな話芸で観客を沸かした後、研究員の一瀬智さん(近世史)、酒井田千明さん(陶磁史)が登壇。3人でのトークで当時の長屋などについて、うんちくを傾けた。九博では井戸茶碗を展示中で、さん喬さんは「こういう企画を通して展示品を身近に感じて」とアピールした。


=2016/04/25付 西日本新聞朝刊=

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