九州国博に兵馬俑現る 中国展、9日開幕

「中国 王朝の至宝」の展示会場に設置された跪射俑=3日、福岡県太宰府市の九州国立博物館
「中国 王朝の至宝」の展示会場に設置された跪射俑=3日、福岡県太宰府市の九州国立博物館
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 福岡県太宰府市の九州国立博物館で9日に開幕する特別展「中国 王朝の至宝」(西日本新聞社など主催)の展示準備が進んでいる。3日は、目玉の一つで、秦の兵馬俑(へいばよう)の一種「跪射俑(きしゃよう)」が会場にお目見えした。

 同展は、初期王朝「夏」から「宋」まで約3千年間の歴史を、中国各地から集めた文化財167件で紹介する。始皇帝陵周辺で発見された兵馬俑は、紀元前3世紀の陶製の像。跪射俑は高さ121センチの兵士像で、片ひざをついて弓の一種・弩(ど)を構えるような姿勢が物々しい。髪の毛1本まで細かく表現され、秦の製陶技術の高さがうかがえる。

 この日は作業員4人が箱の中から跪射俑を取り出し、慎重に展示台の上に置いた。同博物館の市元塁・主任研究員は「生命力あふれる兵馬俑を、ぜひ間近で見てもらいたい」と話していた。

=2013/07/04付 西日本新聞朝刊=

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