東山魁夷 九州初の大回顧展 7月16日から、九州国博

 九州国立博物館(福岡県太宰府市)は13日、7月16日から8月28日まで開く特別展「東山魁夷(ひがしやまかいい) 自然と人、そして町」(西日本新聞社など主催)の概要を発表した。文化勲章を受章した日本画家東山魁夷さん(1908~99)の画業を学生時代の作品から代表作、絶筆まで84件の作品でたどる九州初の大回顧展となる。

 最大の見どころは、風景画家として評価を得ていた東山さんが、円熟期の60~70代に構想から10年をかけて制作した奈良・唐招提寺御影堂(とうしょうだいじみえいどう)の障壁画。寺を開いた鑑真和上の古里である中国と、苦難の末にたどり着いた日本の景色を、前者は黒い墨、後者は美しい顔料で描いている。ふすま絵だけで68面に上る障壁画のすべてが九州で公開されるのは初。九州国博の臺信(だいのぶ)祐爾特任研究員は、御影堂の内部を忠実に再現して展示するとし「臨場感を持ってご覧いただける」と話した。問い合わせはNTTハローダイヤル=050(5542)8600。


=2016/05/14付 西日本新聞朝刊=

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