赤米文化の継承考える 九博で20日フォーラム 対馬など3市町連携

長崎県対馬市厳原町豆酘に伝わる赤米神事のひとつ「お吊り坐し」=昨年
長崎県対馬市厳原町豆酘に伝わる赤米神事のひとつ「お吊り坐し」=昨年
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 3千年以上前に大陸から伝わった赤米文化の継承を考える「赤米フォーラム」が20日午後1時から、太宰府市の九州国立博物館である。赤米にまつわる神事や伝統が残る岡山県総社市、長崎県対馬市、鹿児島県南種子町の主催。「赤米大使」の歌手、相川七瀬さんも歌を披露する。

 3市町を結びつけたのは相川さん。対馬市厳原町豆酘(つつ)に伝わる赤米神事(国選択無形民俗文化財)に感動した相川さんは、同じように赤米に絡む伝統が残る地域を調べた。南種子町には赤米を御神米とする宝満神社、総社市には赤米と白米の餅を使った神事「駆けり餅」があり、相川さんの呼び掛けで対馬市を含めた3市町は赤米伝統文化交流協定を締結。2014年から各首長が集まる「赤米サミット」を持ち回りで開き、赤米文化の日本遺産認定を共同申請する準備を進めている。

 フォーラムでは3首長が、それぞれの地域文化やこれまでの取り組みを説明。安本義正・京都文教短大学長らが基調講演するほか、相川さんも赤米にインスピレーションを得て作詞した曲「ヒカリノミ」を歌う。

 総社市の田中博副市長は「赤米文化には素朴な自然信仰が息づいている。大陸との窓口で赤米文化と縁が深い福岡の人々にも関心を持ってもらいたい」と話す。

 入場無料。定員280人で、来場者には赤米もプレゼントする。

=2017/01/13付 西日本新聞朝刊=

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