稲畑早大教授が中国文明を語る 九州国博で講演

歴代皇帝をテーマに中国文明の多様性と継続性について語る稲畑教授
歴代皇帝をテーマに中国文明の多様性と継続性について語る稲畑教授
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 王朝の至宝」(西日本新聞社など主催)の関連イベント。秦の始皇帝から清の宣統帝まで、歴代皇帝の功績や特徴を示しながら、中国文明の多様性と継続性について語った。

 中国文明は「四大文明」で唯一、現代まで続く。稲畑教授は「漢字という文明を表記する文字が変わらなかったことが、文明が継続しているようにみえる根拠だ」と指摘し、始皇帝による文字統一の功績を評価した。

 また、唐の皇帝のルーツが北方民族にあり、唐代は異民族が地方統治に登用されたことを紹介。「この時代は女性も活躍し、唯一の女帝である則天武后が誕生した」と語った。聴講者たちは多彩な皇帝像を通じ、中国文明の魅力を学んでいた。

 特別展では、初期王朝から宋まで約3千年の歴史と文化を、始皇帝陵周辺で出土した兵馬俑(へいばよう)の一種「跪射俑(きしゃよう)」など167件の文化財で紹介している。9月16日まで。

=2013/08/04付 西日本新聞朝刊=

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