【たちまち小町】新しい環境になじむには 「イメトレ」してみる/不安の原因分析を

森本のりひささん
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江守篤子さん
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 ●新しい環境になじむには 
 もうすぐ新年度。進学や進級、就職や転勤などで環境が変わる人も多い季節です。新しい環境への不安を和らげ、早くなじむ方法はありますか。

 ●「イメトレ」してみる/不安の原因分析を

 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。

 まず、学校に通う子どもたちが新しい環境に早く慣れるにはどうしたらいいのでしょう。「人見知り」と言いつつ、人前に立って多くの人を楽しませている漫才コンビ「どんぴしゃ」の森本のりひささん(44)=福岡市=に聞きました。

  漫才をするときは緊張しますか。

 森本 いつも緊張します。失敗できないですから。

  緊張しても、いつもの自分を出すには。

 森本 どんな場面でも臨機応変に対応できる自分を想像する「イメージトレーニング」は大事です。それと、緊張している自分を、もう一人の自分が「こんなに緊張してるやん」って客観的に見ると、面白くなって緊張が緩みます。

  新学期、具体的にどんなことをしたらいいですか。

 森本 身の回りのことで、みんなと共通の話題を見つけてみるといい。例えば「あそこのトイレ、流れ弱いね」みたいな。

  長男(6)が小学校入学ですね。送り出す親として気を付けていることは。

 森本 人懐っこい子だから不安はないです。ただ、息子は難聴があるので、新しい友達に囲まれる小学校でいじめられないかとは思うけど、行ってみないと分からない。「明日雨が降ったらどうしよう」と心配するようなものです。親として雨が降ったときの対応は想定しておくけど、不安になる必要はありません。

 § § 

 職場ではどうでしょう。日本産業カウンセラー協会九州支部(福岡市)の産業カウンセラー江守篤子さん(57)に、働く環境が変わる人へのアドバイスを聞いてみました。

 江守 なぜ新しい環境を怖いと思うのかを考えてみましょう。どういう場面で緊張するのか、それぞれに一定のパターンがあると思います。不安を話しているうちに、自分でそれに気付く人が多いです。また「声が小さい」「話し下手」など自分の特徴や癖に気付いて受け入れると、心に余裕が生まれます。

  不安の原因が分かったら、どうすればいいですか。

 江守 現状を受け入れるのか、変えたいのかを考え、自分にできることを探しましょう。誰でも未知のものに対して不安は抱きます。自分だけじゃないと知ることも大事ですね。案外、自分が「うまくいってない」と思い込んでいるだけの場合もあるので、現実と思い込みを区別するだけでも楽になります。4月に頑張りすぎて「五月病」にならないよう、4月はじわじわと慣れていきましょう。

 お助けいただき、ありがとうございました。


=2016/03/30付 西日本新聞朝刊=

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