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女性に役立つ防災バッグ 消臭や防犯…被災地の声反映 12月販売 備え しっかりと

「被災地の女性が快適に過ごせるように」と女性用防災グッズの開発に関わった小幡嘉代さん(右)と中村弥和さん
「被災地の女性が快適に過ごせるように」と女性用防災グッズの開発に関わった小幡嘉代さん(右)と中村弥和さん
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 家具製作や内装工事を手掛ける「アビックス」(福岡県久留米市)が、女性向け防災バッグ「ウーマンズ エマージェンシー バッグ」を開発した。東日本大震災で被災した女性の声を生かしたオリジナル商品4点を含め、計12点が入っている。発案した同社企画開発部長の小幡(おばた)嘉代さん(46)は「災害で助かった命を守り、つなぐための一助になってほしい」と話す。

 全国チェーンのホテルに勤めていた小幡さんは、東日本大震災で被災した同僚から、被災地の女性が不正出血など女性特有の問題で苦労した話を聞き、女性に役立つ防災商品が作れないかと考えていた。

 1年ほど前、アロマセラピストの中村弥和(みわ)さん(47)=同市=と出会ったことがきっかけとなる。中村さんは、テレビ局の記者として新潟県中越地震や東日本大震災の被災地で取材した経験がある。現在は病気予防のためのアロマセラピーを病院などで指導する。

 開発した4点は、(1)殺菌や消臭作用のあるラベンダーなど3種のアロマオイルを配合したスプレー(2)ナプキンがなくても手持ちの布を固定できる生理用ショーツ(3)伸縮性があり、妊娠中の人も使える腹巻き(4)避難所での防犯対策として、肌の露出を避けるため、服の上からさっとはける大きめの長ズボン。

 バッグ自体は樹脂製で、防水機能に優れている。「持って、走って避難できること」を重視し、軽量化を目指した結果、中身を詰めても1・2キロとなった。

 小幡さんは防災バッグの開発を決意した後、防災の知識を得るため防災士の資格を取得した。中村さんや薬剤師らと共著で防災に関する本を執筆中で、「これをテキストに、学校現場などで防災教育をしていきたい」と話す。

 バッグは1万2960円(税込み)で、20個以上購入の場合1万800円(同)。衣類の洗濯表示制度が12月1日から変わり、商品はその新表示に対応しているため、販売は12月以降の予定。問い合わせはアビックス=0942(27)2733。


=2016/09/20付 西日本新聞朝刊=

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