初めてのブラ選び ママより早いよ 10歳でお年頃 成長ステップを意識して
成長期を迎えると急激に変わる女の子の体。下着選びに悩む親も多いようだ。初めてのブラジャーは、どんなタイミングで、何を選べばいいのか。親世代から様変わりした最近の事情と、選び方のポイントを紹介する。
●大人が戸惑い
「ここ最近胸の先が膨らみ始め、かゆがるようになったんです。親の方が焦ってしまって」。この夏、ワコールが福岡市内で開いた親子向け下着講座「ツボミスクール」。小学4年の長女と足を運んだ佐賀県鹿島市の40代の母親は「ブラなんて、私は中学に入ってからだったのに」と、娘の体の変化に戸惑っているようだった。
「胸の成長は母親世代より早まっているんです」。ワコール広報・宣伝部の弓戸貴子さん(53)が話す。
同社の調査によると、小学5、6年に当たる11歳で胸が膨らんでいる子の割合は、1980年の46%から2014年には75%と増加。11歳でのブラ着用率は00年の27%から、14年には53%と半数を超えた。
「個人差はありますが、10歳になったら『もうそろそろかな』と意識してほしい」と弓戸さん。
「恥ずかしい」「まだ早い」とブラなしで過ごしていると、胸を隠そうとして姿勢が悪くなったり、思い切り体を動かせなくなったりすることもあるという。
●成長期は4年
胸の成長期は初経前後の約4年という。成長に応じたブラの選び方はイラストを見てほしい。
ステップ1では、乳頭周辺が膨らむので、痛みやかゆみを感じることがある。デリケートな場所を守るため、胸部分の内側に柔らかい不織布が付いたブラトップがお勧めだ。ブラトップには、キャミソールやタンクトップなどがある。
初経前後のステップ2では、胸の変化にフィットする伸縮素材のハーフトップや、ノンワイヤブラで揺れを少なくしたい。
ステップ3では、胸を優しく守る樹脂製ワイヤのブラが好ましい。バストを形良く整える金属製ワイヤを使った大人用とは違い、ワイヤのカーブも浅めで、成長に大切な血管を圧迫しないよう設計されている。
サイズ選びも重要だ。大人用とはサイズ表記が異なるものがあるので、お店で相談したい。成長が続く時期は、3カ月に1度の採寸が望ましいという。
●シンプルな白
ジュニア用ブラは百貨店の下着専門店や量販店などで購入できる。
記者が訪れた福岡県粕屋町のイオンモール福岡では2階子ども用品売り場に専用コーナーを設けている。
イオンのプライベートブランド「トップバリュ」やワコールなど3社の製品を扱っていた。価格はブラトップ、ブラともに千円前後から。
売り場によると、ここ2、3年でジュニア用肌着もデザイン性の高いものが増えたが、ブラの売れ筋は体操服を着ても透けない白のシンプルなもの。新学期や運動会、学校の宿泊行事の前に母親と娘が一緒に店を訪れ、採寸、試着してから購入するケースが多いという。「親子一緒に下着を選んでいる姿はほほ笑ましい」と女性販売員。
=2016/10/15付 西日本新聞朝刊=


