サニックス貸付金認めず 宗像市議会予算委が修正案可決

 宗像市議会は14日、予算第1委員会を開き、新年度一般会計当初予算案のうち、スポーツ文化施設「グローバルアリーナ(GA)」(同市)に宿泊棟建設を計画するサニックススポーツ振興財団に、市が無利子で5億円を貸し付けるとした貸付事業費の全額を予備費に組み替える修正動議が出され、修正案を賛成多数で可決した。

 修正動議を提出した石松和敏市議(公明)と安部芳英市議(とびうおクラブ)は「貸付金の件はごく少数で決められており問題」などと主張。採決では賛成6、反対2、棄権1だった。修正部分以外の原案は賛成多数で可決された。24日の最終本会議で修正案が採決され、否決された場合は原案が採決される見通し。

 委員会終了後、谷井博美市長は取材に「公益性のある事業と判断していたので、修正案可決は残念。本会議でもう一度、議論を深めてほしい」と話した。

 貸付金は財団がGAに計画しているトレーニングルームなどを備えた3階建ての新宿泊棟建設事業費(10億円)の半分にあたる。2019年ラグビーW杯などのキャンプ地誘致に取り組む市は「市のスポーツ振興にもつながる」として理解を求めたが、13日に始まった同委員会では「なぜ無利子貸付金という形の支援になったのか」など疑問視する声が上がっていた。

=2017/03/15付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]