対立の果て広がる困惑 市長が解散、太宰府市議選へ 「大義は?」「まちづくりが争点?」

橋本健議長(右)に「議会解散」の通知書を手渡す芦刈茂市長
橋本健議長(右)に「議会解散」の通知書を手渡す芦刈茂市長
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 芦刈茂太宰府市長は30日に市議会を解散し、12月3日にも市議選が行われることになった。市長と議会の関係がこじれた末の解散劇。市議選の争点は何か。そもそもなぜ選挙をするのだろうか。市民だけでなく市議からも戸惑う声がある。

 記者会見した芦刈市長は市議選の争点について「市長が私で良いのか、も争点になるのではないか」としつつ、「どんな太宰府市にしていきたいか、市民を交えて候補者が議論を深める機会になればいいと思う」と話した。

 一方、橋本健・前議長は選挙戦で、不信任決議文に盛られた「市長の資質欠如」など「市長について触れるつもりはない」と言う。「候補者は悪口合戦でなく、それぞれのテーマで正々堂々と論戦をしてほしい。私も自分の主張をしたい」と述べた。

 急な選挙戦になるため、リーフレットは作らずにチラシで対応する前職もいるという。

 地域で市政報告会を行った別の前職は戸惑っている。「何のための市議選かを理解してもらうのが大変。市長不信任を受けた解散なのに、まちづくりが争点になるのかどうか」

 立候補意欲を固めた女性も現れた。「以前の市議会は前市長の方針がほぼ100%通って問題だった。今回解散した議会は逆に反対ばかり。議会にも改善すべき点はある」

 30代の男性市民は「市議選の大義は分からないけど、太宰府の街をどうするか真正面から論戦をしてほしい」と期待を込めた。

=2017/10/31付 西日本新聞朝刊=

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