虐待「189番」案内改善 今春から半分以下に短縮 厚労相明言

 児童虐待の通報や相談を24時間受け付ける児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)番」の音声案内が長すぎる問題で、塩崎恭久厚生労働相は4日の参院予算委員会で今春からシステムを改善することを明らかにした。最寄りの児相につながるまで最長2分、平均でも1分10秒かかる音声案内を半分以下に短縮する。

 塩崎氏は「(今の音声案内を)少なくとも半分以下にして、場所特定のための郵便番号入力などの手間を減らす」と表明。110番など緊急通報用電話番号への変更には相当の費用が必要で「利便性向上の方策を検討して、電話一本で命が救えるということなら、多額の予算がかかっても決断しなきゃいけない」と、今後に含みを持たせた。

 189番は、厚労省が2009年に開設した10桁の共通ダイヤルを昨年7月に簡略化。福岡県内では入電件数が前月の8倍に増えた一方、音声案内が長すぎて電話を切る人が多く、約7割が通話に至らなかったことが西日本新聞の取材で明らかになっていた。

=2016/03/05付 西日本新聞朝刊=

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