子どもたちに第三の居場所 宮崎市に九州初拠点 生活や学習習慣育成

九州で初めて開所する「子どもの第三の居場所」。開所を前にスタッフたちが子どもとの向き合い方について研修を受けた=26日午後、宮崎市
九州で初めて開所する「子どもの第三の居場所」。開所を前にスタッフたちが子どもとの向き合い方について研修を受けた=26日午後、宮崎市
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 経済的に苦しい家庭などを対象に、放課後から夜まで子どもを預かり、食事の提供や学習支援などを行う「子どもの第三の居場所」が今月、宮崎市内で開所する。日本財団(東京)がNPOなどと協力しこれまでに全国で3カ所に設置しており、九州では初。家庭で大人と過ごす時間の少ない子どもたちに、安心して過ごせる場所を提供し、生活リズムや学習意欲などを身に付けてもらう。

 宮崎市の施設は、地元で子どもの支援活動を行う一般社団法人「日本プレミアム能力開発協会」が運営を担当し、福祉事業の経験があるスタッフ4、5人が常駐。午後2~9時、宿題や読書、整理整頓、手洗い、歯磨きなどの指導を行う。約120冊の本をそろえるなど学習環境も整備。開設費約3千万円、運営費年間約2500万円は日本財団が負担する。

 協会によると、宮崎市では母子家庭を中心に、2、3の仕事を掛け持ちする親がおり、1人の時間が長い影響で生活習慣が身に付いていない子もいるという。

 対象は原則小学1~3年生で定員20人。貧困家庭向けの施設とは位置づけず、空きがあれば、面談の上で利用可能。料金は家庭の経済状況によって変わるが、生活保護世帯や就学援助の対象家庭などは無料。

 日本財団は2016年に埼玉県戸田市で同様の施設を開設し、大阪府箕面市、広島県尾道市にも設置。九州では今後、長崎県大村市にも開設が予定されている。

=2018/01/29付 西日本新聞朝刊=

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