
改修工事が行われる聖福寺山門前の無染池
福岡市博多区御供所町の聖福(しょうふく)寺山門前の無染(むせん)池を浄化し、日本最古の禅寺にふさわしい趣のある池にしようと、JR九州の石原進社長や細川白峰住職らが発起人となり、27日、改修事業奉賛会が発足した。九州電力などの地元企業、自治組織、檀家(だんか)など22の個人・団体が参加し、同寺で設立総会を開いた。
無染池は、戦国時代末ごろからあったとされ、昭和30年代に池の周囲をコンクリート造りにした。現在は水が循環しないため緑色に濁っている。このため石原社長が池の改修事業を提案、今年初めから奉賛会の設立が動きだした。
奉賛会では、企業・団体や個人に呼び掛け、3000万円を目標に資金を集める。世界的な庭師として知られる北山安夫氏に工事を委託。循環設備を造り、縦約10メートル、横約30メートルの池を1回り広げる。周囲には盛り土や石、こけなどを配し自然に近い状態に戻す。9月末から工事を始め、年内の完成を目指すという。奉賛会会長に選ばれた石原社長は「寺社は文化拠点の1つ。2年後には九州新幹線が全線開通する。金閣寺にも負けない魅力のある池にしたい」と話した。奉賛会事務局は聖福寺=092(291)0775=に置き、浄財を受け付ける。
=2009/05/28付 西日本新聞朝刊=