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日中友好ムード演出 博多駅で「春節祭」 華僑と商店街 初共催

2012年02月05日 15:34
JR博多駅前の会場には千人近くが集まり、素早くお面が入れ替わる「変面」などの中国伝統芸能を楽しんだ
JR博多駅前の会場には千人近くが集まり、素早くお面が入れ替わる「変面」などの中国伝統芸能を楽しんだ
 福岡市博多区のJR博多駅前広場で4日始まった「福岡春節祭」。過去2回は華僑系団体だけで主催したが、日中国交正常化40周年の節目の今年は、400店超でつくる博多駅商店連合会が全面協力、初共催で友好ムードを演出した。直径1メートル近い本場のランタンを飾りつけたステージでは、九州の文化団体や中国の有名劇団が両国の伝統芸能を披露。華僑による中華料理の屋台出店もあり、ピーク時は1千人近い観客でにぎわった。5日まで。

 マレーシアやシンガポール、韓国など中国近辺では旧暦で正月を祝う。福岡春節祭は、アジアの玄関口、福岡市にも祭りを根付かせようと2009年に始まった。

 開会式で同連合会の新宮松比古会長は「市民一人一人が中国の方と直に接し、交流を深める場にしていきたい」とあいさつ。祭りを後援した中国駐福岡総領事館の郭宝忠首席領事は「今年は中国にとっても重要な意味を持つ節目の年。さまざまなイベントを企画していきたい」と述べた。

 今回は中国・吉林省から招いた「吉林省吉劇団」が出演。300人を超える団員の中から選抜された11人が、巨大な竜を操る「龍踊(じゃおどり)」や、瞬時にお面を変える「変面」などの伝統芸能を次々に披露し、立ち見が出るほど混雑した会場を沸かせた。日本人グループによる胡弓(こきゅう)の演奏などもあり、催しを通じて異文化交流を深めていた。

 華僑団体会長の金子紀元さん(58)は「この寒さの中でも大勢が集まり、手応えを感じている。市民レベルの交流の場として福岡に定着させていきたい」と話した。


=2012/02/05付 西日本新聞朝刊=

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