西日本新聞

博多千年の都市フォーラム

アジアに誇れる街づくりを シンポ「ときめきの街を求めて」
博多駅周辺の活性化 参加者からも期待や要望

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シンポジウムに参加し、拍手を送る人たち

 「アジアに誇れる街にしたい」「博多駅地区が大切な場所であることを再認識できた」‐福岡市博多区のホテルで30日開かれたシンポジウム「ときめきの街を求めて」(博多駅地区まちづくり推進組織準備会、西日本新聞社主催)には、地元の企業関係者や住民ら約400人が参加した。九州新幹線全線開通や新博多駅ビル開業に向けて動きだしたまちづくりの議論に、会場からも熱い期待や要望が聞かれた。

 「名古屋駅ビルの新しいデパートに人が集まったように、博多駅地区の価値も一気に高まるのでは」。愛知県から越してきた福岡市東区の会社員女性(44)は、駅再開発が人の流れを大きく変えた前例を引き合いに、博多駅地区の再開発に期待を膨らませた。

 大野城市の60代女性は、シンポジウムの中で紹介された博多駅に関する女性の意識調査について「『使いにくい』『移動しにくい』といった声が多いのに納得。自分の考える問題点が網羅されていた」。その上で「博多の個性を生かしたまちづくりを進めていってほしい」と話した。

 シンポジウムでは、博多駅博多口側に広がる区域が、議論の中心になった。これに対し、博多区博多駅東2丁目に住む主婦福泉敦子さん(63)は「博多口(駅西側)だけが駅周辺じゃない。筑紫口(駅東側)には福岡合同庁舎もあり、県外の来訪者が多い」と指摘。さらに「視野を広げ、駅の東西両側を活性化させていくような手段を考える必要がある」と訴えた。

 また、都市デザインに興味があるという大牟田市の中学2年、宮崎薫さん(13)は「駅は若い人もたくさん利用するのに、遊べる場所が少ない」と語り、幅広い世代に支持される駅を望んだ。

 福岡市城南区の会社員古川詠子さん(28)も「博多の文化を掘り起こしてアピールし、冷たく感じる駅周辺を温かくしていってもらいたい」と提案した。

 一方、博多駅前に事務所がある不動産鑑定士、安木徳男さん(56)は「数多くのコンセプトを論議しながら取捨選択し、アジアで誇れる街を目指してほしい」とエールを送っていた。

=2007/05/31付 西日本新聞朝刊=



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