博多のまちづくりについて意見を交わす参加者たち=20日午後、福岡市博多区
2011年春の九州新幹線全線開通をにらみ、企業人や住民代表らがJR博多駅周辺の地域づくりを議論する「第1回博多まちづくりワークショップ」が20日、福岡市博多区のJR九州会議室で開かれた。博多駅地区まちづくり推進組織準備会と西日本新聞社がつくる「博多千年の都市(まち)フォーラム」の主催。10月上旬までに計3回のワークショップを開き、11月7日のシンポジウムに反映させる。
ワークショップは、博多駅周辺の企業や住民組織などの同準備会構成員が、まちづくりに対する参加意識を高め、駅地区の発展に結びつける狙いで企画。約40人が参加した。
第1回のテーマは「新しいにぎわいの創出」。劇団「ギンギラ太陽,s」を主宰し、福岡の商業史などを題材とした演劇に取り組む役者の大塚ムネトさんと、元旅行情報誌編集長で大分県日田市観光協会事務局長の佐藤真一さんが講師として出席した。
大塚さんは博多駅地区の将来像について「通勤や通学、仕事で駅周辺を利用している人と街をつなぐ『物語』のようなものがあればいい」と提案。佐藤さんは「『博多』と聞くと、わくわくどきどきする。これはブランドという力が存在しているからだ」と述べ、伝統や歴史に根差す地域資源を活用したまちづくりを提唱した。
進行役を務めた加留部貴行・九州大学特任准教授は「従来のまちづくりは施設整備の『物づくり』が中心とされてきたが、今は『物語づくり』が重要。これからもみんなで大いに語っていきましょう」と締めくくった。
=2007/09/21付 西日本新聞朝刊=