
岡流の舁き棒を触る入館者たち
福岡市博多区冷泉町の博多町家ふるさと館で7日、幻の流「岡流」の舁(か)き棒の公開が始まった。1959年限りで博多祇園山笠への参加を取りやめて以来、50年ぶりに市民の目に触れた。8日には、櫛田神社の神職によるおはらいがあった。
岡流は49年に誕生した新興の流。現在の博多区祇園町などにあった旧町13カ町で組織し、舁き山笠や飾り山笠を出していた。しかし、資金不足や人手不足などで参加を取りやめ、舁き棒だけが櫛田神社に保管された。同ふるさと館の長谷川法世館長が舁き棒を借り受け、歴史的な記念として展示することにした。
「岡流」に若手で出たという飯尾礼久さん(74)=太宰府市=は初日の7日に訪れた。「懐かしい。肩がこすれて赤くなったことを思い出します」と話していた。
=2009/07/09付 西日本新聞朝刊=