昨季韓国プロ野球初40発40盗塁獲りへ 左の大砲テイムズ

 ■NCダイノス所属
 
 韓国の大砲獲(ど)りへ-。福岡ソフトバンクが来季外国人選手の最有力候補として、韓国・NCダイノスに所属するエリック・テイムズ内野手(29)の調査を進めていることが26日までに分かった。昨季は韓国プロ野球初の40本塁打40盗塁を達成した左打ちの強打者。今季も2年連続の40発を記録した。かねて球団も大砲の確保を最優先の課題と認識しており、能力面に限らず日本球界への順応性も把握済み。韓国の40-40男のマークを続けていく。

 ■昨オフ複数球団が調査

 この日のソフトバンクは初回、3回に1点ずつ奪ったものの、その後は今季8度目の対戦だったロッテ涌井を打ちあぐねた。9回まで10安打で毎回走者を出しながら、結局2得点止まりで延長サヨナラ負け。「2桁安打で2得点」は今月だけで3度目だ。後藤芳光社長兼オーナー代行(53)は「優先順位をつけたとき、現チーム喫緊の課題は大砲の確保。今の打撃陣の良さをさらに生かせる」と明言済み。球団が水面下で調査を進めているのは“韓国の40-40男”テイムズだ。

 2011年にブルージェイズでメジャーデビューしたテイムズは、12年途中にマリナーズ移籍。MLB2年で通算21発を放った。14年に韓国NC入りすると、37発をマークするなど4番として活躍。15年は47発、40盗塁で韓国プロ野球初の「40-40」を達成した。同年は打率3割8分1厘で首位打者。オフに日本の複数球団が調査に動いたが残留、今季は盗塁数こそ減少しているが、既に2年連続の40発をクリアしている。

 ソフトバンクの今季チーム本塁打数はここまで110本。西武126、日本ハム119に次ぐ3位で、トップだった昨季の141から減少が目立つ。チーム最多は松田でリーグ3位の26発ながら、続くのが内川、柳田の18発だ。昨季トリプルスリー達成の大車輪だった柳田が厳重マークされた上、終盤戦で骨折離脱した影響も少なくない。

 ■「練習態度」も日本向き

 もっとも、それ以前に日本ハムはレアードが38発、西武はメヒアが35発と助っ人大砲が30発超を記録。ソフトバンクは昨季31発の李大浩(現マリナーズ)の穴を埋められなかったのが現実だ。来日3年目のカニザレスは2軍で2年連続本塁打王ながら、今季1軍では本塁打なし。最大4人の外国人枠は現在投手3人で、野手1枠を余している。

 ソフトバンクは韓国球界からバンデンハークを獲得し大成功を収めた。テイムズに関し「練習態度が勤勉」「全力疾走もできる」との調査内容から、チームの風土に合う人材との認識もあるようだ。左打ちの大砲は、4番内川に続く5番に長谷川を置く構えだった、今季当初の構想とも合致する。当然、日本の他球団の補強リストにも挙がっており、争奪戦は必至の状況。韓国NCとの契約切れを待って動く構えで、動向から目が離せない。

=2016/09/27付 西日本スポーツ=

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