鷹のクレメンテだホークス和田 福岡中央特別支援学校にビッグプレゼント

福岡中央特別支援学校を訪問して子どもとキャッチボールをする和田
福岡中央特別支援学校を訪問して子どもとキャッチボールをする和田
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■学校訪問し約束

 あしながツヨシからのビッグプレゼント! 和田毅投手(35)が6日、福岡市中央区の福岡中央特別支援学校を訪問し、生徒全員を学校の近くにあるヤフオクドームでの来季公式戦に招待することを約束した。校長先生からの打診を快諾して足を運んだもので、生徒と交流中に招待計画を明かした。自身の登板日に合わせて調整する考えで、教員や保護者も合わせて総勢400~500人の「大応援団」となりそうだ。

 冬の寒気とは対照的に、福岡中央特別支援学校の体育館はぬくもりに満ちていた。生徒とのキャッチボール、質問コーナーの後はプレゼント交換の時間。作業学習での制作品をプレゼントされた和田は、お返しに今季「鷹(たか)の祭典」青ユニホームのレプリカを生徒全員に贈ると「もう一つサプライズで…」とせき払いした。「来年のヤフオクドームの試合に招待したいと思います」

 11月末に同校の山本校長から手紙をもらった。生徒たちがホークスの大ファン。もしお時間があれば-。「そういうことを積極的にやりたい気持ちもある。ヤフオクドームのこれだけ近い場所に支援学校があるので」。翌日球団に掛け合い、今回の訪問が実現した。

 招待の対象は「全員」という。全校生徒は219人ながら「親御さんや先生もおられる。どれぐらいか…4、500人になるかも」と、保護者も含める。「できれば自分が投げる試合で。一度に全員は難しくても、小、中、高等部とあるので、分けてとか」とプランの詳細に触れた。

 ホークス選手の同校訪問は新垣渚や川崎宗則らが足を運んだ2011年1月以来だったという。和田自身、慈善活動に熱心な米国の空気を吸い、意識が一層高まった。「ここ何年か、なかったみたい。今回は自分一人でしたけど、来年はしっかり計画を立てて、何人か選手を募って行けたら」と有志を歓迎した。

 投球数や成績に応じた本数のワクチンを子どもたちに贈る活動を05年から始めた。海を渡ってから一時休止していたが、日本球界に復帰した今季再開した。ホークスでは一貫して背負うのが、21番。偶然にも、慈善活動で知られる米大リーグ往年の強打者ロベルト・クレメンテもパイレーツでの現役を通じ背番号21だった。

 「みんな目、キラキラさせて。僕もすごく楽しくなった。純粋な笑顔を見てたら、頑張らなきゃいけないなという気持ちになった」。招待する試合では「純粋に楽しんでくれたらいい」と考える。「野球大好きな子がいっぱいいたし、興味のない子も、こういう訪問や、球場に足を運んでくれることで興味を持ってもらえたら」。もらったプレゼントは愛車の後部座席に、大事そうに置いてあった。 (森 淳)


 ◆ロベルト・クレメンテ プエルトリコ出身の強打者。パイレーツで1955年にメジャーデビューし、72年に通算3000安打を達成した。同年末、ニカラグア大地震の被災者へ救援物資を運ぶ際の飛行機事故で、38歳で死去した。73年に特別措置で米野球殿堂入り。大リーグは慈善活動に貢献した選手への「コミッショナー賞」を「ロベルト・クレメンテ賞」に改称した。クレメンテの背番号21はパイレーツの永久欠番となっている。

=2016/12/07付 西日本スポーツ=

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