ホークス岩崎二刀流ボディー 年俸55%増で自己投資

5割超の年俸アップで更改、ガッツポーズしヤフオクドームを後にする岩崎
5割超の年俸アップで更改、ガッツポーズしヤフオクドームを後にする岩崎
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■自己最高6200万円で更改

 ストロング翔への改造計画-。福岡ソフトバンクの岩崎翔投手(27)が6日、「チームIWASAKI」の結成プランを明かした。ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み、55%アップとなる2200万円増の年俸6200万円でサイン。増額分を自己投資し、スポーツドクターや理学療法士、柔道整復師の尽力を得ながら、先発だけでなく、将来視野に入れる抑え役もできるだけのボディー完成を目指す。きょう7日には福岡県豊前市で来季10年目に向けて早くも“始動”する。 (金額は推定)

■きょうから豊前市で“始動”

 超一流へのきっかけはつかんだ。記者会見場に姿を見せた岩崎の顔には充実感がにじんでいた。先発、救援で計35試合に登板。5年ぶりの完封勝利を挙げ、3年ぶりのセーブもマークした。防御率1・95も胸を張れる。「優勝できなかったということ以外、個人的なことに関してはいいシーズンだった」。フル回転を評価されての2200万円増。だが、慢心はしない。来季節目の10年目に向け、確かな設計図を描いていた。

 「先発としての準備をしつつ、中継ぎもできるように体をもっと強くしたい」。ホークス時代の川崎宗則(カブスからFA)の個人トレーナーも務めた尾関幸一郎氏の指導を受け、2014年冬から約2年にわたって肉体改造に着手した。その成果を感じており、今回の契約更改交渉で得た増額分を、惜しげもなく自分のボディーに投資する。

 球界はオフの真っただ中ながら、7日から今月末まで、福岡県豊前市内で来季に向けた準備に入る。帯同するのは尾関氏だけでなく、福岡市内で治療院を開くスポーツドクター、理学療法士、柔道整復師の面々。つまり「チームIWASAKI」の結成だ。「彼の体が強くなり、僕だけでは見られない部分もある。より専門的な知見から、体を見られるように」と、尾関氏は意図を説明した。

 自身をグレードアップさせるのには、ある理由がある。「いずれはやりたい」と口にする抑え役だ。当然先発ローテの一角も狙える力を持つが、今季がそうだったように短いイニングでの抜群の安定感は、2年連続セーブ王のサファテにも匹敵する。最強守護神の名を欲しいままにしている、そのサファテも来年4月に36歳を迎える。突然の衰えは予想しにくいが、長丁場のシーズンを見据えれば、何が起こるか分からない。「サファテがいるし、周りの信頼も必要なポジションだから」と口にとどめた岩崎だが、先発&救援の二刀流が可能な右腕の存在は工藤監督にとっても心強い。

 「今季は3連投やイニングまたぎをすると、次の登板がしんどかった」。今回から「チーム-」に加わったスポーツドクターは、サッカーのJクラブでチームドクターを務めた経験を持つという。来年1月に宮崎で行う自主トレだけでなく、シーズンを通して筋肉量や関節の可動域をチェックしてもらい、疲労軽減や故障防止につなげていく。

 今季の自己最速は154キロ。「ヤフオクドームで155キロ出せるように」と、外見も“ストロング”にする。現在の体重84キロから90キロを目標に、1日3食プラス補食の計6食を摂取しながらトレーニングに励む。身も心もタフになった剛腕がV奪回へのキーマンになる。 (谷光太郎)

=2016/12/07付 西日本スポーツ=

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