ホークス今宮が鉄人宣言 自身初フルイニング出場目指す

皿倉山を背に打撃練習に励む今宮
皿倉山を背に打撃練習に励む今宮
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■北九州市で始動

 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(25)が7日、北九州市八幡東区の大谷球場での「鉄都自主トレ」で鉄人宣言した。昨年10月に手術した右肘の回復も順調で、始動初日から精力的に汗を流し、今季の目標には自身初の全試合フルイニング出場を設定。2003年に廃部になるまで社会人野球で数々の栄光を築いた新日鉄八幡(現新日鉄住金八幡)の本拠地で、心身ともに筋金入りとなる。

■練習メニュー変更

 標高622メートル。練習後に訪れた皿倉山の頂上からの景色は、霧のため真っ白なキャンバスとなった。鉄都八幡の象徴の製鉄所も見えず、冷たい風が吹き付ける状況で、今宮は明確な目標を描いていた。プロ8年目で初のフルイニング出場。「鉄人宣言」だった。

 「絶対に成し遂げたい。結果を残さないと代打を送られる。ショートはずっと出続けないといけないポジション。痛くなることもあると思うけど、我慢しないといけない。選手生命に関わらなければ、無理をすることもある」

 昨年10月に右肘を手術した。現時点で送球は最長50メートルまでで球数制限もあるが、打撃は無制限。「一番はけがをしないこと。打撃で結果を残せれば、しっかりしたものになる。毎年言っているように3割打ちたい。(送球は)キャンプまでに8割ほどに持っていきたい」と青写真を描く。

 自主トレ地を昨年の長崎から北九州に移し、練習メニューも変えた。従来はウエートトレーニングで体を大きくしたが、今年は「昨年の経験を踏まえて、体の切れを出すこと」がテーマだ。トレーナーと話し合い、ダッシュなど瞬発系の動きを増やした。「全てで切れは必要。盗塁の1歩目とか」と改善の余地のある走塁にも力を入れる。

 自主トレ初日となったこの日、全てのベースとマウンドには盛り塩がしてあった。実兄が住職を務める大分市内の一心寺で清めた塩だ。「けがが一番怖いので、しっかり整備した。初心に帰る気持ちでした」。6日に北九州入りし、自主トレメンバーで約3時間かけて念入りに整備。この日は約5時間汗を流した。

 観客も自主トレでは異例の約600人が詰めかけ、熱気に包まれての始動。「いつもより緊張感のある練習になった」。2014年に全試合出場の経験はあるが、フルイニング出場はできなかった。「鉄人襲名」を誓うシーズンへ、鉄都八幡から走りだした。 (小畑大悟)

=2017/01/08付 西日本スポーツ=

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