正義やっぱり別格 キャッチボールで九鬼びっくり

キャッチボールをする田中
キャッチボールをする田中
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■新人合同自主トレ開始

 さすが正義! 福岡ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=が9日、格の違いを見せつけてプロ生活のスタートを切った。筑後ファーム施設で新人合同自主トレが始まり、キャッチボールでは軽めの投球ながら、5球団競合右腕は実力の片りんを披露。過去のドラ1ルーキーが苦戦した“鬼門”の初日を無事に乗りきり、順風満帆の船出となった。

■マイペース貫く

 ゴールデンルーキーがいよいよ福岡の地で動き始めた。入寮式を終え、新人合同自主トレの初日は午後から軽めのメニュー。注目を一身に浴びる田中が、最速156キロ右腕の一端をキャッチボールで見せつけた。

 「6から7割ぐらいの力で投げた。距離もそんなに離れていなかったので、少し落として。慌てがちになっちゃうんで満足してやめました」。ドラフト3位の九鬼(熊本・秀岳館高)とキャッチボール。感覚を呼び覚ますように山なりの球を入れたり、強めに投げたりとバリエーションを付けた。焦りは禁物と他の選手より先に切り上げる余裕もあった。

 この「軽めの投球」に仰天したのは誰よりも受け手の九鬼だ。大卒と高卒の違いこそあるが、高校日本代表の正捕手として今井(西武)、寺島(ヤクルト)らドラ1投手の球を受けてきた自負もある。そんな九鬼に「とにかく伸びがすごくて、どっしりきた。今井に重さが増した感じ。回転、勢い、重さと今まで受けたことのない球でした」とまで言わしめた。

 育成を含む10人の新人選手の中で唯一の大卒で最年長。まさに格の違いを見せつけた。「入ってしまえば年齢は関係ないけど、同期の見本となれるように」と自覚もたっぷり。この日の締めくくりとなったサブ球場での200メートル走でも13本を完走した。初日のランニングは大隣や東浜、松本裕らが大苦戦。昨年の高橋は途中リタイアするなどドラ1の“鬼門”を難なくこなした。「最初はきつかったけど、(並走した)九鬼に負けないように頑張りました」

■「肩も体も万全」

 今後は2月1日のキャンプインに向けて、徐々にピッチを上げていく。ブルペン入りは12日からの第2クール以降を予定。「肩も体も万全なのでいいボールがいっている。まずはけがをしないこと。2月1日に不安なくブルペンに入ることを目指す」と言い切った。

 練習の合間には筑後で自主トレを行う和田とあいさつも交わした。「和田さんに限らず、すごくいい先輩がたくさんいる。全部が勉強になるし、吸収していきたい」。5球団競合の末に入団したナンバーワンルーキー。軽めのキャッチボールだけで初日から「田中正義」であることを証明した。 (小畑大悟)

=2017/01/10付 西日本スポーツ=

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