ホークス千賀WBCへ 育成出身史上2人目

練習中に手をたたいて大笑いする千賀
練習中に手をたたいて大笑いする千賀
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 お化けフォークで世界を席巻-。福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(23)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表入りが内定したことが10日、分かった。今月中に発表される予定の最終登録メンバー入りを、この日までに侍ジャパン側から通達されたとみられる。剛速球に加え「お化け」と評されるフォークボールを携え、育成出身では史上2人目となるWBC日本代表として、並み居る強打者たちに斬りかかる。

■巨人・山口鉄以来

 昨季ソフトバンクで先発として本格的にブレークした千賀が、勢いそのまま、世界一奪還の戦いに臨むことになる。関係者の話を総合すると、この日までに千賀のWBC日本代表入りが内定。侍ジャパンから千賀側にも通達されているもようで、育成出身のWBC日本代表入りとなれば2009年の第2回、13年の第3回大会に出場した山口鉄(巨人)に続き2人目となる。

 育成4位で11年に入団した千賀は、まず13年に救援で頭角を現し、51試合に登板。昨季は全て先発で25試合に登板し、育成出身最多の12勝(3敗)を挙げた。規定の13勝以上に1勝届かず、勝率第1位のタイトルこそチームの先輩和田に譲ったが、勝率8割は規定投球回に到達したパ・リーグ投手トップの成績。そうした活躍が認められ、昨年11月の強化試合で初めて侍ジャパンに選出されていた。

 侍ジャパンの小久保監督は「一番の武器は空振りが取れるフォークボール」と評価。中継ぎの切り札として日本中に名を知らしめた一昨年のポストシーズンでの姿について「あのフォークは国際大会で十分通用すると感じていた」と話している。昨季の千賀の181奪三振は、則本(楽天)の216個に次ぐリーグ2位。奪三振率(9イニングに換算した奪三振)では則本9・97に対し千賀9・64と引けを取っていない。

 昨秋の強化試合で千賀は2試合に登板している。1試合は球数制限ルールのあるWBCを見越し、先発降板直後のイニングを担う「第2先発」テスト。もう1試合は、タイブレーク方式で実施された延長での緊急登板だった。米大リーグ経験豊富で抑え最適任と目された上原(カブス)が招集を辞退した現状にあって、先発、救援を問わず高い奪三振能力を誇る千賀の存在価値は、高まっている。

 強化試合の際には制球に苦しんだ千賀ながら「ボールじゃなくてフォームの問題」と、WBC公認球への順応に苦しんだ結果ではないと語っていた。「そんなに(日本代表の)実感はなく、普通に投げた」と初々しい感想を漏らしていた育成の星。WBCに向けても「選ばれるか分からないけど、大事な試合。いつもと違う感じにはなると思う」と構えてはいなかったが、大役を担うことになる。

=2017/01/11付 西日本スポーツ=

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