本多、マエケン体操走法 嬉野市で自主トレ

「マエケン体操」のような動きをした後、二塁に向かって走りだす本多
「マエケン体操」のような動きをした後、二塁に向かって走りだす本多
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 見えた、「復脚」への道筋-。 本多雄一内野手(32)が11日、佐賀県嬉野市で自主トレを公開し、いずれも6年ぶりとなるフルイニング出場と盗塁王奪取をあらためて誓った。昨年末に走法を改良し、肩甲骨回りの柔軟性を意識。肘先をひねるようにして腕を振る動きは、前田健太投手(ドジャース)の「マエケン体操」を思い起こさせる。通算350盗塁まであと16と迫るスピードスターが完全復活を予告した。

 暖かい日が差す坂道を本多が駆け上がった。その力強さに加え、目を引いたのは見慣れない走り方だ。以前は体幹に対して平行に振っていた両腕が「ハ」の字を描くような動きになっていた。「腕を振るというより、横に切る感覚」。言葉を選びながら、たどり着いた一つの走法を説明した。

 「体の柔軟性を生かしながら、自分のパフォーマンスを最大限に出せるようにしたかった」。このオフに試行錯誤して見つけた新しい感覚。両脇に余裕を持たせ、体の前面でクロスするように腕を振り出す。「股関節が速く動くから、足の回転が速くなった感じがする」。その動きは、メジャーで活躍する前田のルーティン「マエケン体操」をほうふつさせるものだ。

 ■20メートル走0.1秒短縮

 登板前やイニング間に前かがみになって腕をグルグルと回す前田のマエケン体操。このルーティンと本多の新走法の共通点は肩甲骨にある。本多は昨年から内川らの勧めもあり初動負荷トレーニングを導入。肩甲骨回りの可動域が広がったことで、上半身を柔軟に使うことができるようになったという。

 自主トレ中に計測した20メートル走では昨年より0・1秒速い2秒7台を記録。「走攻守全てにおいてスピードを求めていきたい」という中で、2011年以来3度目の盗塁王への自信も膨らんできた。「全試合、フルイニング出て、毎日積み重ねていけば、そういう可能性も見えてくる」。6年ぶりの盗塁王なら、パでは1993年に獲得した大石大二郎(近鉄)と並ぶ最長ブランク。完全復活への思いはさらに強くなった。

 ■最低でも40盗塁

 通算350盗塁へあと16個。「この時期に手応えのある走り方を見つけられたのは、本当に久しぶり」と実り多いオフを過ごしている。昨年、プロ野球最年長の35歳で盗塁王(53個)を獲得した糸井(オリックスから阪神に移籍)とは「持っている体が違う」としたものの「今の体でできる最大限のパフォーマンスを出したい。40は最低。50、60と盗塁できれば」と意欲満々。“マエケン走り”を磨き上げて鮮やかによみがえる。 (谷光太郎)

=2017/01/12付 西日本スポーツ=

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