WBC内川&松田に岩村エール 世界一へ楽観侍のススメ

ティー打撃をする松田。右奥は内川
ティー打撃をする松田。右奥は内川
写真を見る
打撃練習する内川
打撃練習する内川
写真を見る
ソフトバンクのキャンプを訪れて工藤監督(右)と握手するBC福島の岩村
ソフトバンクのキャンプを訪れて工藤監督(右)と握手するBC福島の岩村
写真を見る

 内川聖一外野手(34)、松田宣浩内野手(33)のWBC日本代表ホークス野手コンビが、第1、2回大会の連続世界一戦士から「楽観エール」を送られた。BC福島の岩村明憲兼任監督・球団代表(37)が3日、ソフトバンクの宮崎春季キャンプを視察。2009年の第2回大会でともに戦った間柄の内川ら侍ジャパンの後輩へ「楽観的なところがあった方がいい」と頂点への気構えを勧めた。

 陽光を浴びて振り込む内川、松田の姿を日の丸の先輩が見守った。現在はBC福島で兼任監督、球団代表も務める岩村。後輩たちへの思いを、2009年大会決勝韓国戦を回顧しつつ語った。「イチローさんが決勝打を打つ前に、僕のヒットで二塁走者の内川が三塁で止まらず、かえっていれば僕がヒーロー(笑)。内川は『打球が速すぎます』って言ってきたけど。これ、講演でよく話させてもらってます」

 今年で内川が35歳、松田が34歳。侍ジャパンでは年長者となり、自覚も十分だ。岩村兼任監督も09年大会で似通った境遇にあった。当時30歳で米大リーグレイズの一員。初代世界一メンバーの肩書に、日本人メジャーの自負もあり「俺が何でもやってやると思っていた。スーパーマンじゃないのにね」と、気負いがあったと言う。結果、東京での1次ラウンドを11打席無安打で終えた。

 バッシングも耳にしながら渡米し、心機一転。2次ラウンド前の最初の練習試合で、自らの判断でセーフティーバントを決め、不振を脱したと言う。「流れは変わると思っていた。悲観的になりすぎると良くない。楽観的なところがあった方がいい。あれこれ考えてよそ行きのプレーをするのも良くない」と、現代の侍たちにエールを送った。

 伝え聞いた内川も、やはり岩村の語る09年大会決勝を思い出した。「岩村さんが生還してベンチでハイタッチしたとき、僕は『やったぜガンちゃん!』って言ったらしい。覚えてないんですよ。『何言っとんや』ってはたかれました」。苦笑しながら頭をかいた。

 「無意識に出た言葉。そういう雰囲気でやらせてもらったこともすごくありがたかった」と当時の感謝も込めた。13年大会からの出場で、岩村と代表歴が重ならない松田も「何度か話をさせてもらったことはあるけど、そういう話は聞いたことがなかった」と感じ入った。大谷離脱で風雲急を告げる侍ジャパン。一方で世界一奪還へ思いを新たにする侍と、温かく見守る先人がいる。 (森 淳)

=2017/02/04付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]